新型コロナウイルスによる世界的パンデミックが時代の変化を加速させていると言われています。
リモートワークに代表されるデジタル化の進展は特に顕著に現実のものとなっています。5G、AI、自動運転、ロボットなどの技術革新も加速度的に進んでいくでしょう。
経済格差の拡大も加速されています。巨大IT企業が世界の富を独占していく潮流において、雇用を産み出す経済の仕組みを創造していかなければ、個人間の経済格差もますます進展していく恐れがあることは、憂慮べきことでしょう。
サプライチェーンの分散化や大都市圏一極集中から地方への分散化など、産業面や生活面でも効率重視の集中から、リスク分散や環境面、ゆとりを重視した分散化・多極化も進展していきそうです。
社会構造に大きなインパクトを与える様々な変化が加速していく中で、企業の経営者も、これまでの発想、これまでの方法にしがみついて変化に対応できず、新たな存在意義を見いだすことができなければ、組織の存亡を危うくさせることとなるでしょう。
予期せぬ変化のスピードをチャンスと捉えて、自社の事業の再定義をしていくことが大変化の時代の経営者には、ますます求められるのではないでしょうか。
2020.12.01
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