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【令和】

 5月1日から、元号が「令和」に改められました。万葉集の梅花の歌「初春の月にして、気よく風ぎ、梅は鏡前の粉をひらき、蘭ははい後の香を薫す。」からの引用だそうです。

 安倍首相は、「この令和には、人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つという意味が込められております。」「厳しい寒さの後に春の訪れを告げ、見事に咲き誇る梅の花のように、一人ひとりが明日への希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせることができる、そうした日本でありたいとの願いを込め、決定いたしました。」と談話しました。

 経済が高成長の時代から低成長の時代へ、人口が増加する時代から減少する時代へ、国境の制約が大きかった時代からボーダレス化が加速する時代へ変化していく等、社会・経済構造が大きく変化する中で噴出する社会課題に対する明確な処方箋を見いだせないまま平成の時代が幕を閉じました。

 昭和世代の発想では解決できなかった平成の時代の社会課題を解決し、令和の時代が平和希望に満ちあふれて調和のとれた素晴らしい時代となるためには、年齢、性別、人種、思想信条など個々多様性を受け入れ、自由新しいアイディアを出し合える寛容な社会性と、個々が全体調和を図る社会意識が求められるのではないでしょうか。

2019.05.01

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