拝啓 時下ますますご健勝のことと、お喜び申し上げます。
普段、仕事をしていますと、"やるべきこと"より"やりたいこと"を優先してしまっていることがよくあります。
近年は、「一度きりの人生、やりたいことをやるべき。」という風潮もあります。確かに、やりたいことだけやっていられるのなら、そんなに楽しいことはないでしょう。
しかし、現実の社会は、そうは問屋が卸さないようです。なぜなら、やりたいことをやるだけでは、単なる自己満足に終わることが多く、外部からの要求に応えること、つまり成果をあげることが容易ではないからです。
ドラッカーの言葉に「成果をあげるために身につけるべき第一の習慣は、何をしたいかではなく、何をなすべきかを考えることである。」とあります。
やるべきことをなし、成果を重ねていくことが、周囲の評価を得て、得意分野の仕事の依頼を増やし、やりたい仕事をやらせてもらえることにつながるのでしょう。
"やりたいこと"と"やるべきこと"を一致させるためには、まず、目の前のやるべきことに真摯に向かい合うことが、一番の近道なのではないでしょうか。
2019.02.01
|