去る4月25日にネパールで発生した大地震により、甚大な被害が生じています。被災された方々に心からお見舞い申し上げます。

　4月30日現在、犠牲者は5,500人、けが人は1万人を超えているようです。ネパールの人口のおよそ3分の1に当たる800万人以上が被災し、その内280万人が屋外テントなどで厳しい避難生活を余儀なくされているようです。

　ネパールはアジアでも特に貧しい国といわれていて、大地震が耐震性の低い建物が密集している首都カトマンズに直撃したことが、被害を拡大したようです。

　ネパールは、親日国として知られていて、東日本大震災の際には、ネパール政府から支援物資が届けられました。

　今回の震災で、日本からは自衛隊とＪＩＣＡ(国際協力機構)の医療チームからなる国際緊急援助隊が派遣されました。阪神淡路大震災、東日本大震災など多くの大規模災害を経験した日本人だからこそ出来る援助活動で、ネパールの被災者のために貢献して頂きたいものです。

　そして、地震大国日本に住む一人でも多くの国民の"ネパールの被災者の生活再建への願い"が届けられることを、ただただ祈るばかりです。

２０１５．５．０１