Business Forum Kobe 21
トップページ >月刊コラム >【LEDでノーベル賞!】

【LEDでノーベル賞!】

 

 赤崎勇名城大学教授、天野浩名古屋大学教授、中村修二米カリフォルニア大学教授にノーベル物理学賞が授与されることが決まりました。明るくエネルギー消費の少ない白色光源を可能にした高効率な青色LEDの発明と実用化に貢献した業績が評価されました。

 LEDは、照明、薄型テレビ、信号機、自動車のテールランプ等の製品に世界で広く使われています。中でもLED照明は、長寿命省電力により環境負荷を従来の蛍光灯の30%以下に抑えられると言われています。長寿命で廃棄処理を減らせる上に、水銀などの有害物質も使用していないため、地球環境にも優しく、更には、熱線や紫外線などの有害光線も少ないため、周囲の人や物にも悪影響を与えにくいメリットもあります。

 環境に優しいことは、日本はもとより、世界中のあらゆる製品・サービスに、ますます強く求められていくでしょう。日本が技術立国として世界で生きていくためには、これまで以上に日本の技術が地球環境を守るために貢献できるよう、産学官挙げてイノベーションを起こし続けることが求められるのではないでしょうか。

2014.11.01

月刊コラムのトップページへ
トップページへ
Copyright (c) 2006 Business Forum Kobe21 All Rights Reserved.