厚生労働省の調査によりますと、2013年の日本人の平均寿命は女性が86.61歳、男性が80.21歳で、いずれも過去最高を更新しました。男性は初めて80歳を超えました。
2013年の総人口は1億2,730万人で、その内65歳以上の人口の割合は25%と過去最大となり、この割合は今後も拡大していくと予測されています。一方、総人口は2008年の1億2,808万人をピークに減少しており、今後も減少の一途をたどると予測されています。
少子高齢化の波は容易に変えることが出来ない現実であり、財政・福祉・経済・労働力・ライフスタイル等々、様々な面で社会に大きな影響を与えていくでしょう。
ドラッカーの言葉に「人口構造の変化は信頼性と生産性の高いイノベーションの機会となる」とあります。
少子高齢化をも前向きなチャンスと捉え、シニアの社会参加を促し、消費支出全体の3分の1を占めるシニアの消費を更に活性化し、健康に長寿を全うできる豊かな社会を築いていくために、あらゆる分野でイノベーションが求められているのではないでしょうか。