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【桜の季節】
     季節が到来しました。桜のは、温かい季節になると、短い期間、一斉に咲いた後に、一斉に散ります。その咲き誇る豪華さと、散り際の見事さが、昔から日本人に愛されてきたのでしょう。また、桜の開花は、厳しい冬の終わりと新しい生命息吹(いぶき)を感じる春の到来を告げているようにも思え、その季節感無常観も、日本人の心に訴え続けてきたのでしょう。
ことわざに、「明日ありと思う心の仇桜(あだざくら)」とあります。また、「世の中は三日見ぬ間の桜かな」ともあります。
明日も咲いていると思っていた桜の花が、夜の嵐で散ってしまうこともあります。満開の桜の花も、数日経てば散ってしまいます。桜の花のように、世の中も絶えず移り変わっていき、明日の保証などありません。
昨日と同じ今日も、今日と同じ明日もないのですから、明日に先延ばしせずに
今日できることを精一杯することが、毎日後悔のない充実したものにしていくのではないでしょうか。
桜を見て季節感を感じるように、
ビジネスにおいても、移り変わる世の中で、過ぎ去っていく時代と新しい時代胎動を敏感に感じながら、新たに起こるチャンスを捉えること、そのために明日に先送りせず、絶えず今日できるイノベーションを起こし続けることが、成功につながるのではないでしょうか。
      
(2015.04.01)

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