多くの感動を呼んだソチ冬季オリンピックが2月23日に閉幕しました。日本のメダル総数は、長野五輪の10個に次ぐ、歴代2位の8個(金1個、銀4個、銅3個)でした。
41歳の葛西選手がスキージャンプで銀と銅を獲得したり、19歳の羽生選手がフィギュアスケートで金を獲得したり、15歳の平野選手がスノーボードで銀を獲得したり、その他多くの競技で、ベテランの頑張りと、若手の飛躍を印象的づける大会となりました。
韓非子の言葉に「老いたる馬は道を忘れず」とあります。経験豊富な人は、適切な判断ができる、という意味です。
また、論語の言葉に「後生畏るべし」とあります。若者は無限の可能性を秘めているので、みくびってはいけない、という意味です。
ベテラン世代の豊富な経験をいかに活かせるか、若者世代の無限の可能性をいかに引き出せるか、あらゆる組織の未来、ひいては日本社会の未来にとっても、大きな課題になるのではないでしょうか。