サッカー女子ワールドカップドイツ大会で、なでしこジャパンが見事に優勝し、日本中に歓喜の渦が巻き起こりました。何かと暗いニュースが多いこのご時世に、明るい希望を運んでくれました。 大会ＭＶＰに輝いた沢穂希(ほまれ)選手が｢夢を諦めず、頑張ってきてよかった｣と話された言葉がとても印象的でした。不屈の闘志で最後まで諦めずに、一生懸命に前に進んでいく彼女たちの姿に、世界中から賞賛の声が届けられ、誇らしく思えました。
なでしこジャパンの平均年収は240万円といわれています。一部の選手は仕事と練習を両立しているとも聞きます。昨年ベスト16までいったサッカー男子Ｗ杯日本代表チームの平均年収が9,000万円といわれているのに比べると、本質的な価値は金額では計れないことを痛感させられます。
聖書の言葉に｢人はパンのみにて生きるにあらず｣とありますが、なでしこジャパンが物質的なものより大切なものを教えてくれたような気がします。かといってパンがなくては生きていけないのも現実でしょう。より多くの人々の力で国民に夢と希望を与えてくれる戦士たちを支援できるより良い環境が整えられることを切に願います。
そして、日本中の人々が、夢と希望をもち、諦めずに努力する気概をもって、元気で明るい社会が実現できることを願ってやみません。
（２０１１．０８．０１）
