緑のカーテンがブームになっています。緑のカーテンとは、ゴーヤ、ヘチマ、アサガオなどのツル性植物を、窓の外や外壁に張ったネットなどに這わせて作る自然のカーテンです。
電力不足により節電に対する社会的要請が強まる中、手軽にできる節電対策、環境対策として注目を浴びています。特に人気のゴーヤの苗が飛ぶように売れているそうです。
植物の生い茂ったの葉が直射日光をさえぎって室内温度の上昇を抑え、根から吸った水分を葉から蒸発させて熱を奪い気温を下げる効果もあります。また、花や実を楽しむこともできます。さらに、CO2削減の効果もあります。
便利さをお金で買う都会の生活の中で、こういった昔ながらの生活の知恵が見直されるのは、歓迎すべきことではないでしょうか。すぐに、簡単に、誰にでも、楽しくできる知恵を集めて、一人一人が、できることから、具体的な行動を起こして、深刻な電力不足も、明るく楽しく克服し、自然と共生できる本当の豊かさとは何かを見直す機会になればと思う今日この頃です。
(2011.06.01)