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【企業は人なり】
経営学の第一人者P.F.ドラッカーの言葉に「働く者が満足しても、仕事が生産的に行わなければ失敗である。逆に仕事が生産的に行われても、人が生き生きと働けなければ失敗である。」とあります。
 「企業は人なり。」とよく言われますが、この言葉を実現するためには、ドラッガーの言う仕事の二つの側面をマネジメントする必要があるように思えます。すなわち、働く人に生産的な仕事の成果を上げさせる側面と、働く人に働きがい(=能力の開発・発揮、社会貢献、社会的な地位や絆、生活の保障などによる満足)を与える側面です。この二つの側面をマネジメントすることこそ、経営者にとって最も大事な役割の一つであり、これができないと企業の永続的な発展はないのでしょう。
 人材不足に悲鳴を上げる中小企業をまのあたりにするにつけ、この事を強く感じる今日この頃です。

(2007.12.01)

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