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【年金記録漏れ問題】
 公的年金の保険料納付の記録漏れ問題が連日ニュースを賑わせていますが、改めて、正直者は馬鹿を見る世の中なんだなあと痛感させられます。
 社会保険庁が管理する年金保険料の納付記録の中に本人確認できないものが5,000万件もありました。お役所仕事の杜撰な実態に呆れんばかりです。納めた保険料が無駄にならないような対応と制度の改革を切に願います。
 真面目な一般の市民は、僅かな収入から、やれ所得税だ、やれ住民税だ、やれ健康保険料だ、やれ年金保険料だの、買い物する度にやれ消費税だの、お酒を飲んでも、たばこを吸っても、ゴルフをしても、家を買っても税金税金税金と、あちらこちらで負担を強いられているのに、その一方で、国民の大切なお金を預かる役人が、誰から預かったお金か分からないとか、あちこちで無駄遣いしたり、不公平にばらまいたりしてる上に、一般企業に比べ高い給料、退職金をもらい、おまけに天下り先の斡旋まで受ている現実を見せられると、本当にため息ばかりです。
 政治は国民のレベルを超えず。政治家や官僚の杜撰な仕事も、最終的には国民が責任を負わされることを肝に銘じて、一般市民一人一人が、政治・行政が国民全体の利益につながるよう、監視していく必要があるでしょう。

(2007.07.01)

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