近年の税制改正により高齢者の負担が大幅に増加しています。老年者控除の廃止、公的年金控除の縮減、配偶者特別控除の縮減、定率減税の段階廃止、住民税の高齢者非課税措置の段階廃止、これらによる住民税の増税に連動した国民健康保険料の所得割額の増加などが原因です。所得の低い高齢者にとって、何とも厳しい負担増に、あちらこちらから悲鳴が聞こえてきそうです。
いよいよ団塊世代の大量退職が始まりますが、弱者いじめの悪法をものともしない元気な高齢者が増えて、社会の一翼を担っていって欲しいと思う今日この頃です。
(2006.08.01)