情報収集   〜「FPの家」にたどりつくまで〜               トップページヘ

もともと私たち夫婦は「本が好き」ってこともあるのですが
「どんな家にしようか?」って話になったら→「何か参考になる本はないかな?」ってことで
たくさんの本を読みました。

よく新聞の1面下に広告の出ている
「いい家が欲しい」  松井修三著  創英社/三省堂書店
は、やっぱり目をひきました。
   おまけに「家を建てる前に読んでください。建てたあとは読まないでください、ショックを受けますから」って趣旨のコピーまでついていたし。
だって、どうせ建てるなら、「いい家」を建てたいもの。
書店の家関係のコーナーにも平積みになっていて、
「構造、断熱の方法、依頼先の選択を誤ったら『いい家』になるわけがない!」
「21世紀は、外断熱の時代」の帯を目にして
「おっ、これは読まなくちゃ」って気になりました。

   著者の松井修三さんは
   マツミハウジングという外断熱・二重通気工法の家(ソーラーサーキットの家)づくりをされている
   会社の社長さんでもあります。

断熱の方法や、換気の考え方、具体的な暖房機器の提案、依頼先についての分析など
いろいろ勉強させていただきましたが、
本屋さんでは、外断熱を勧める「いい家が欲しい」の隣には
「外断熱住宅はもう古い!」 松本祐著  エール出版社
という、「こっちも読んでおこうかな」って本も並んでいるんですよね〜

この本で、断熱にFPパネルを使い計画換気を行う「FPの家」の存在を知りました。

FPの家について触れている
「高気密・高断熱・良い住宅・ダメな住宅」 足立博著  エール出版社
「建ててトクする住宅 つけてよかった住宅設備」 足立博著 エール出版社

の2冊も読みました。
    いろんなメーカーの工法や換気システム、住宅設備の比較を参考にさせていただきました。

といっても、
本だけで、「この工法だ」とか、一直線に決めていったわけではありません。

外断熱を熱心にやっているハウスメーカー、野村ホームには、講演会にも行きました。
    講師の先生は、「内断熱は駄目ってわけではないんです。きちんと施工してくれれば
    内断熱でもいいんです」っておっしゃってました。

百年の単位で現在に残る家の知恵を知りたいと、日本民家園にも行きました。
二百年もつ家づくりを目指した方の
「二百年もつ家がほしい」 伊藤勝著 彰国社 も読みました。

同時に、全国規模で事業を展開するハウスメーカーに家づくりを依頼することに
何とはなしにためらいも覚え、
信頼できる工務店は近くにないものかと、
インターネットなどを通じて、情報収集に努めました。

そして、「FPの家」の断熱と換気と強度の考え方にひかれ
FPの家をポリシーを持って施工している建設会社を隣の町に見つけたことで
気持ちは一気に「FPの家」に傾いていきました。 

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「なんで、普通の在来工法の家にしなかったの?」
                 〜夫へのインタビュー

「やっぱ、カビやほこりの少ない家に住みたかったんだよね。
 そしたら、アトピーの気のあるうちの子も、随分よくなるんじゃないかなぁ・・って。
 あと、おれ、あったかい家に住みたかったんだよね。
 で、風通しの良すぎる家で育った 妻が しょっちゅう空気の悪さを気にしなくていいようにするのと
 両立するには、やっぱり高気密・高断熱・計画換気かなぁって。」
 
              思ったんだそうです。


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そして、その後。。。
うちが家を建てたのは2002年秋〜2003年春。
その後 数年たって 
計画換気は標準的な仕様になってきているし、
断熱のことや気密性のことに留意した家づくりを どのメーカーもするようになってきてます。
断熱性が高くて 気密性が高くて 計画的に換気が行われる設計と施工・・
じゃあ これをセットできちんと提供してくれるのはどこか?となると
FPの家は やっぱり信頼感が高いかな?って思ったりもします。

あと、FPの家は FPの家づくりをしている工務店・建設会社に
施主が直接発注することになると思うので
作り手の顔が見えるのも 我が家好みのような気がしてます。  (2006年春 記)