ヴェレ川の西側、ヴァティカンにあるカトリックの総本山。世界で最大の大きさを誇る大聖堂です。
キリストの使徒、聖ペテロ(サン・ピエトロ)の墓の上に建てられたため、このような名前になりました。4世紀頃に初めて建てられ、その後、ルネッサンス期にラファエロ、ミケランジェロらにより再建され、今の姿に完成したのは17世紀のことです。
ローマ市内で高い建物に登ると必ず目に入るこの高さ約137m、直径約42mの大クーポラ(円蓋)はミケランジェロの設計によるものです。 |
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ンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂、サン・ジョバンニ・イン・ラテラーノ大聖堂、サン・パオロ・ディ・フオォーリ・レ・ムーラ大聖堂と並び、ローマの四大バジリカとされています。
華麗なこの聖堂に入る前に、まずは広場をひと回りです。
特徴ある楕円形の広場は、4列のドーリア式円柱が並ぶ半円形の回廊で囲まれています。円柱の総数は284本。ベルニーニの設計により、1667年に完成しました。 |
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広場の中心あたりにある白い大理石の印しの上に立つと、この4本の柱が重なり、1本に見えます。回廊の上部は140体の聖人像で飾られています。
クリスマスの時期には、大きなクリスマスツリーと、プレセピオ(キリスト生誕の場面を人形で現したもの)が飾られていました。
入り口で荷物チェックを済まし、聖堂の中に入ります(イヤな時代になりましたねぇ・・・)。
クーポラから差し込む陽射しで、内部は思いのほか明るいです。 |
私はキリスト教徒ではありませんが、聖堂内で天から降り注ぐ光を見ていると、天国があるならこんな感じなんだろうな・・・なんて気持ちに。中に入ってすぐの左手側に、人だかりが出来ているのが、ミケランジェロのピエタです。
クーポラの下には、ローマ法王の祭壇があり、目を引く凝った細工天蓋は、ベルニーニの手によるものです。聖堂の地下は、歴代の法王の墓所になっています。先日、崩御されたジョバンニ・パオロUの墓所の前では、多くの信者が祈りを奉げていました。
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ーポラの上には、330段の階段で登ることが出来ます。エレベーターで昇ることも出来るのですが、ここまで来たのですもの!やはり、階段ですね。徐々に狭くなる螺旋階段に最後は目が回りそうで、息も絶え絶えですが、目の前に広がる絶景に疲れも吹き飛びます。
最後に、聖堂の外にあるお土産物屋さんで、portafortuna お守りをいくつか購入。信者じゃないんだけど・・・ま、いいですよね。記念に。 |
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