Positano−タイトル
 


山(?)の上より、ポジターノの町を アマルフィ海岸に面する町、“Positano ポジターノ”。
とてもきれいな町で、よく映画の舞台にもなっているとか。私が観たのはロバート・ダウニー・ジュニアが出ていた『オンリー・ユー』という映画。アメリカ人がイタリア、確かヴェニス〜ローマ〜ポジターノ、へやって来る映画だったので、絵がホントにきれい。観光スポット(?)は、ちゃんと出てくるし、ストーリーもおもしろかった。ポジターノには、行かなくてもイタリアへ行くまでにビデオで観てみると、いいかもしれないですよ。私のお薦めの映画です。
ソレントより、バスでアマルフィ海岸沿いの車窓を楽しみながらやって来るのもいいけど、船で到着するのもなかなか。ナポリやカプリ島から船が出ています。冬もやっているのかはちょっと分からないですけど。私たちは、前日の宿泊地カプリ島を朝一番の船で出発。30分少々の船旅でした。エメラルドグリーンとマリンブルーの混ざり合った海を眺めながら波に揺られていると、断崖絶壁にそこだけ白いものが張り付いたようなものが見えて来ます。
これがポジターノの町。ひときわ、きらきらと光っているものが、ドゥオーモです。遠くから見ても、近くから見てもきらきらと本当にきれいなの。海岸沿いは、海水浴場になっていて、急な階段沿いにお土産物やさんがぎっしり。いかにも南の町風の陶器が並ぶお店を、どの程度の食器なら持って帰れるだろうか・・・と、レモンシャーベットを啜りながら優雅にお散歩。船でこの町にやって来たら、もちろん海で降ろされます。バスでやって来ると、バス停は海からは遙か彼方、山の上。お隣の町へ行こうと思うと、船でも移動できますが、せっかくなのでバスからの車窓を楽しみたい。カーブを曲がる度に、ちらりちらりと見える次の町の白い家並みが、絶景なんです。というわけで、海岸沿いをお散歩したあと頂上、いや、バス停めざして出発。バスのチケットも入手したし、これで怖いものなし!!。海岸の近くにインフォメーションがあって、その隣だったかで、バスチケットを売ってくれました。私たちが買ったのは、ポジターノからエメラルドの洞窟までと、そこからアマルフィ間での分。ここで買っておくのが賢明かも。バスの中で、「罰金払え!!」、「やだぁ!!」って喧嘩して、山の中でバスから降ろされちゃうこともないしね。
実は私、ここポジターノへやって来たのはこれで2度目なのですが、2度ともほとんど観光していないんです。とりあえず行ったぞ!、っていうだけのほとんど通り抜け状態。もったいない・・・。1度目はアマルフィよりヒッチハイク(!!)で。海岸で降ろされてしまい、ナポリに戻るバスの都合上、町を全く見ずにただ、坂道を頂上まで登っただけ。そして、今回はカプリ島より船で到着。エメラルドの洞窟へ急ぎたかったので、今回も坂道を登っただけ。
入り口が、とってもお洒落
船で町を後に・・・ 確かに、坂道沿いにお店が並んでいるから、充分と言えば充分なんですけど、やっぱりリゾート地。ここまで来たら、ビーチのそばのホテルに泊まってゆっくり浜辺でお昼寝したいですよね。そういえば、『オンリー・ユー』にもすごく感じのいい、これぞリゾート地!って感じのリストランテで食事するシーンがあったな。1度でいいから、エスコートされてみたい!?。
海岸から、他の町へ行くバス停までの距離がかなりあり、時間を取られちゃうので、ポジターノとどこか他の町を1日で回るのなら、余裕を持ったスケジュールを立てておいたほうがいいと思います。海から見る町もいいのですが、上から見る町は絶景です。海が絵の具をこぼしたみたいに真っ青なんです。“見晴らし台 Belvedere di Positano”というところがあるんですって。次こそは、次こそは!絶対にそこへ行くぞぉ!!。さて、3度目の正直はなるのか。

1997.07


 

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