サントリーニ島から海路ミコノス島へ。
朝9時出発のフライングドルフィンに乗り込み、約2時間で着くんだと信じ込んでいたのに・・・。確か、どこかでミコノスからサントリーニまで2時間と読んだ気がしたのです。今になってガイドブックを隅から隅まで読み返してみてもどこにも書いていないし・・・。一体、何を見て勘違いしたのでしょうか?。とにかく、午前中にはミコノス島に着くだろうと、乗り込んだフライングドルフィン。島に到着する毎、「ここがミコノスかっ!」と、荷物をつかんで立ち上がるのだけれど、どうも降りる人が少ない。後ろの席の人に「ここがミコノス?」と尋ねると首を横に。3つ目の島までは、そんなことを繰り返していたのだけど、疲れ果ててその後は熟睡。結局、ミコノス島に到着したのは、サントリーニ島を出発してから4時間半後。おかしいなぁ、こんなハズでは・・・。それにしても、あぁ疲れたぁ。
ガイドブックによると、ハイシーズンでも船着き場には客引きがいっぱいで、宿には困らないとか。一度、「客引き」というものを体験してみたかったので、前もってホテルを予約しないでミコノス島に上陸。さっきの勘違いはあったけど、今度は大丈夫だよね・・・!?。
船を降りると・・・いるは、いるは。客室やプールの写真のファイルを持った客引きさん達が、「シャワーあるよぉ」、「プールだよぉ」、「ビーチが近いよぉ」と大騒ぎ。サントリーニ島で隣のホテルのプールを恨めしげに眺めていた私たちは、どうしてもミコノス島ではプールのあるホテルに泊まりたかったので、プールの写真を持ったお姉ちゃんのホテルに決定。バンに乗せられて、町を後に・・・。
ん!?。ここで初めて気がつきました。ホテルの場所を聞かずにOKしたことを。町からは遠いんだろうか?近くにビーチは?どうやって町に出てきたらいいの?。尋ねると、ホテルのすぐ前にバス停があるんだとか。ビーチにもバスが出ているらしいので、一安心。
午前中にミコノスに着いている予定だったので、お腹がペコペコ。ホテルに荷物を置くと、早速食事に出発!したのだけど、近くにお店はなさそうだし、次のバスはいつ来るのやら・・・。そのことをホテルの人に聞きたいのに、呼んでも呼んでも、誰も出てくる気配はなし。どうやら、次の船が来るので、全員で客引きに出かけてしまったみたい。まったく、呑気なところだね。仕方がないので、ビーチには食べるところがあるだろうと、ビーチがありそうな方角へ出発。途中で住宅街に迷い込み、ホントにこっちがビーチなの!?と不安になりながらも、ビーチに到着。期待通り、ビーチサイドにはレストランが数件並んでいました。ビーチにあるバス停から、ようやくここが「Ornos オルノスビーチ」というところだと判明。これで、町に出かけてもホテルに戻ることが出来そうです。実は、ホテルがどこにあるかもホテルの名前も知らなかったのです。そのホテルには2泊したけど、結局、名前さえも分からないままでした。
遅い昼食を済ませたら、ミコノスタウンへ遊びに行くことに。ミコノスタウンは、細い路地が入り込む迷路のような町。右も左も真っ白の壁がくねくねくねくねと。夕食にはシーフードが食べたかったので、タベルナ(レストラン)のメニューをのぞき込みながらお散歩していると、一人のウエイターさんが、「日本語少し出来るよ」と、メニューの紹介を。シーフードセットの欄を指さして、「タコ」、「エビ」、「タイ」と、たどたどしく日本語を披露。「上手い、上手い」と褒めていたら、誰に教わったのやら、最後に全体を指さして「モリアワセー」。その一言で今日の夕食はこのお店に決定。もちろん注文したのは「モリアワセー」。運ばれて来たお料理を見て、きゃーおいしそう!なのだけど、観光客は魚を食べられないのかな?。私がうれしそうにタイの尾頭付き(!?)をフォークで格闘しながら食べていると、後ろの席の人がすごく変なものを見るような目つきで私を見つめていたとか・・・。みんな、自分では出来ないらしく、ウエイターを呼んで、魚の身をほぐしてもらっていました。そのウエイターさんが、上手なの。ナイフとフォークで器用に身をほぐしていくの。私は、やっぱり、お箸じゃないと魚が上手く食べられません。