K-Line スーパーストリート(路面軌道システム)
【17/8/26入荷】三線式Oゲージ初の本格的路面軌道システム、「スーパーストリート」の第一陣が到着しました。
本製品は、本来、既にいくつか発売されている、自動車型の巡察車を走らせて、道路を表現するために開発されたものですので、曲線の直径が16インチと小さく、入線可能な車輌は軸距の短い2軸車や、車体長の短いボギー車に限られますが、アイデア次第でご使用法は無限に広がることでしょう。
道床はプラ製で、接続突起によりしっかりとつながり、お座敷運転でも不安はありません。走行レールは鉄板をプレスしたガラレールで、鉄製ピンにて接続・通電します。サードレールは帯金で、こちらは取り外し可能なジョイナーで接続します。道床固定用のネジ穴を、マンホール型のフタでふさぐのは、なかなかうまい処理の仕方といえるでしょう。
【下の改良記事もご覧下さい】

10インチ直線 1本 \370‐
16インチ曲線(8本円) 1本 \370‐
16インチ曲線8本パック(マンホール予備入り) \3,400‐
フィーダー用コード 2組入り \560‐

円を組んだときの、道床の外側までの直径は425ミリです。ご覧の通り、当店のカウンターにも納まります。
接続部のアップです。走行用レールのピンは固定、サードレールのジョイナーは取り外しができます。
コードをフィーダーに接続した様子です。両方のフィーダーは直線のみに設置されています。曲線には外側レールのみフィーダーが取れます。フィーダーコードを差し込んだ箇所の道床は、カッターナイフなどで簡単に窓が開けられるよう、凹みが作ってあります。
道床固定用のネジ穴には、マンホールを模したフタがついています。
フィーダー用コードは2組4本入りですが、1組づつバラ売りもいたします。(1組\280‐)
【簡単な改良】「スーパーストリート」を小判型エンドレスに組んで、運転してみて、車輌が曲線から直線に入る際、ガタンと跳ね上がるようなら、曲線に隣接する直線の、溝の内側の壁に、写真のように1ミリ強の「逃げ」を作っておきましょう。
両方ではなく、曲線の内側のレールに接続する方だけで結構です。カッターやヤスリで簡単にできます。
これは、車輪が曲線の圧力でどうしても外側に偏るため、溝の幅が曲線より狭い直線では、内側の溝に車輪のフランジが引っかかってしまうためです。
北米製品の車輪ですと、バックゲージが狭いため、必ずこの現象が起こります(脱線はしませんが…)。不良品とまでは行きませんが、設計ミスと思われますので、あらかじめ何本か加工した直線を作っておくとよろしいでしょう。
【19/8/31追記】曲線導入部用の、フランジウェイにテーパーがついた2.5インチ直線が発売され、上記の問題は解決されました。また、K-Lineの廃業により、製造はライオネルが継承することになりました。


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