BUBUTTY33     pd01001j.gif (5421 バイト)  10月3日   

   

10月1日(日) 星の子館にて11:00/13:30の2回公演

秋晴れのすがすがしさに気分も軽く出発です。 「さあ、 今日一日頑張るぞ!」
久しぶりの出し物 「てんぱたん てんぱたん」 に少々緊張気味の開演でしたが
午前中 の公演は、特に可愛いお客様にのせられる気持ちのいい公演になりました。
メンバーが揃わないと出来ない出し物なので、ついお蔵入りになりそうなものだったのですが、
新たに手直しをし再挑戦です。

どんぐり劇場の歌姫がギター片手に歌うオリジナルのその調べが
懐かしいおとぎ話の世界に誘います。
大人も子供もきっと楽しんでいただける演目ではないかと・・・。
自信作の一つです。

   

  おいらの名前はトノサマガエル!
  どうだい! カッコいいだろう


  今日はお友達と握手なんかしちゃってさ
  おいら、いーーっぱい!友達!

  できちゃったさ !!

  てんぱたん てんぱたんのねずみさんも、
  おおきなかぶのねずみさんも、
  だーーれも、あくしゅなんて

  していないさ!!

  おれ達だけだぞー!!
  
  いやーー!
  口に手を入れられたり、引っ張ったりする子も
  いるからね。たいへんさ!

  まっ 人気者のおいら達だから
  しようがないんだけどね!! 
                   

  

 「おーい! とのさまよ!
  そんなとこで何ぶちぶち
  言ってんだ
ー」

  「早くこっちへ来いよ!

  「さあ練習練習!!」
  



  おおきなかぶの
  お話には、犬とネコと
  ねずみさんもでてくるさ!
  でも、
  握手はおいら達
  ケケロッパの仲間達
  だけだったんだ。
 

  「それにしても、トノサマガエルの奴、
  恥ずかしがり屋のくせに、ここだと
  本物の殿様みたいに威張ってんだな!」

  「それにしてもですよ、
  あの方のお口きれいんだわ!」

  「だよな!それにしてもだよ、何とかおばさん達
  おいらの口のバクバク!早くなおしてくれねえかな〜〜!」

  「旨くしまんねぇんだよな〜〜」

  「それにしても、ですね、なんだか変じゃありません?」

  「ん?・・・・」

  「私たちって何人のボーカルグループだった?」

  「ん?・・・・」
   



  てんぱたんてんぱたん
  にも
  ねずみさんがいっぱい
  でてくるんだぞ。
  でも、
  やっぱり握手は
  おいら達だけさ!!

               

 

 

          

きょうの公演の スナップ

ユウマクンは始めてどんぐり劇場を見ました。
目がキラキラして、一心にお人形を見つめています。

ユウマクンはお人形が大好きなようです。
お人形と握手がしたくてたまらないのです。
もう、いても立てもいられません。
ばあばのお膝から逃げて、
今にも、こちらにすっ飛んできそうです。
ばあばは、一瞬も気が抜けないとばかりユウマクンを抱え込んでいます。
そうなんです。
それはもうだっこではなく押さえ込みに近くて・・・・

ユウマクンは諦めずに最後の最後に言いました。
やんちゃそうな目をクリクリさせて

ぼく、あくしゅがしたいの!



ユウマクン良かったね!

ユウマクンのお陰でみーんなもあくしゅができたねぇ・・・


 

  公演を終えて

  子供のこういう気持ちって素晴らしいですね。
  お母さんも、ばあばも、気がきではなくて、
  きっと、お疲れになったのではないかと思います。

  私たちは、子供達やお父様お母様、
  先生方の反応に随分支えられています。
  皆さんのお顔が見えない分、
  ちょっとした反応も見逃せません。

  たとえば、
  とてもお利口に、じーーと黙って見てくれていると、
  とても不安になります。
  ほんとに誰か見てくれているのかしら?って。
  まさかそこまではないにしても・・・ですがね。

  私たちが演じる世界は、
  私たちだけのものではありません。
  その、空間は、お客様と一緒に創っていくのです。
  小さな会場であればあるほど・・・。


  

 

  野外の公演や、大きな会場へも出掛けますが、
  スピーカーのおおきな音の中で、  
  大きく、精一杯の演技に
  エネルギーを使い果たします。

  そうです。大きな会場であればあるほど・・・・・。

  しかしそんな中でも、もれ聞こえてくる反応に、息使いに

  疲れ切った人形が、息を吹き返したりするものです。

  私たちは純粋に、やっぱり子供って素晴らしい!
  どんな公演であっても、
  子供達の今を見、今を聞き、
  それぞれの子供らしさを
  精一杯肌で感じながら公演をしています。

  そして、私たちは育てられています。
  

  久しぶりに子供らしい子供を見たように思いました。

  きっと、好奇心旺盛なたものしいお子さんに成長される事でしょう。




            

     

ユウマクンのご家族と仲良しホールの先生と。 あんなに握手がしたかったのにユウマクンは遅れて出てきました。ジーと顔を見て、それから手を出して握手。
                                                                             次はお口中を・・・  ゲロッ!

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