住居は、それを変えることがあまりないので、そう気にしないで過ごしてきてしまう。
木組みの伝統工法の事だとか、建築のことにこだわりを持つようになったのは2008年、友人の土壁塗りの手伝いをしてからだ。手伝うからには少しは勉強しなければと、緑の学校の公開講座で左官の久住章さんの講演を聞き、日本の伝統的な建築に興味を持ちだした。
松井郁夫『「木組みの家」に住みたい!』を読み、家の作り方にも近代という時代の文化のあり方を考えなければいけないいんだと思った。
自然農をやろうと手に入れ土地に、古民家も山林もついて、よりトータルに暮らしのことが考え実行できる条件が整った。古民家は現状のままでは住めない状態で、どう修復するかを緊急に取り組まなければならなくなった。
住むためにすぐ図面を書いてリフォームしてしまう問題ではなく、自分のの暮らしの考えを反映させる修復にしなければ意味がない。古民家再生をメインにいくらでもお金が出せるのであればともかく、貧の枠内でやるしかない。体を使うことは好きな方なので、それに頼るしかない。
幸いこの状況でやって下さる大工さんが見つかった。村上建築工房の村上幸成さん。
「地球上の大地は有限で、人はその一部を借りて家をつくっているのです。家を建てようとしている敷地は、世界中どこを探しても同じものはありません。建物を建てる前に、敷地に立って土地の声に耳を傾け、敷地の持っている力を引き出すような家づくりをしましょう。そこで敷地の大きさや周辺の雰囲気を「体感」することが大切です。」(松井郁夫『「木組みの家」に住みたい!』)
といっても湿気の多い土地を買ってしまった。でも今湿気がひどいのは、何年も住まずに放置された結果。
何とか敷地の力を引き出すように奮闘しよ。