皆さんお元気ですか? わたし、華は元気です。 え?今日も飲んでるのかって? だからわたしはアル中じゃないです! しばらく飲まなかったらイライラしたり目がすわったりするだけです!・・・え?それってアル中? えっと、今日から編集長(イギリス紳士)がコラムに「株」の話を載せたいというので記事をもらいにきました。 さてさて、あの編集長がマジメにコラムを書けるのでしょうか。 ***** 華: 「編集長、コラムできましたか〜?」 編集室のドアを開けた途端、モワっとした暖かい空気が流れ出てきた。 室内の温度は30度くらいあるんじゃないだろうか。編集長はその真ん中で毛布にくるまってうずくまっていた。 華: 「編集長、何してるんですか?暑くないですか?」 編集長: 「・・・やあ、華ちゃん。・・・寒い、寒いんだよ」 華: 「こんなに暑いのに・・・?」 編集長: 「もう冬だというのに、もうすぐクリスマスだというのに、彼女もなしで仕事仕事の毎日だなんて・・・。心が寒いよ、凍死しちゃうよ・・・。」 華: 「大人とか社会人てのはそんなもんです。ていうか、ふざけてないで働いてください。」 編集長: 「ここだけの話なんだが、実はね、ムズカシイ顔して考え込んでるような仕草のときは決まってガンダムのことか甘い結婚生活のことを考えているんだよ」 あんたまだ結婚してないじゃん! 予定すらないじゃん!! 華: 「せめて彼女作ってから妄想してください。憐れすぎます」 編集長: 「ううう・・・」 華: 「ところで『株』のコラムできたんですか? 先週自分から書くとか言っといて、まさかできてないなんて言わないですよね?」 編集長: 「えっとな、アレはな、実は時間がなくて八百___」 華: 「そっちのカブじゃないです」 編集長: 「実はよくよく考えてみたらクルマの多い東京じゃ危ないと思___」 華: 「ホンダでもないです」 編集長: 「僕はホモじゃ___」 華: 「それはサブ」 編集長: 「刺さ___」 華: 「それはアブ」 編集長: 「・・・。」 華: 「それはハブ」 編集長: 「・・・。キミはニュータイプかい?木星帰りなのかい?」 華: 「言ってる意味がわかんないですけど、とりあえず、やってないんですね。はぁ〜。もう、ダメじゃないですか」 編集長: 「すんまそん」 華: 「死語は社則で禁止です!もういいです。とりあえず今回は私が代わりに書いたの使いましょう。どうせこんなことだろうと思って書いてきたんです」
華: 「今はヨーロッパの景気はそんなによくないんですが、それでもクリスマス商戦なんかで小売りセクターが調子イイみたいですね。 マクロ景気がいいときって、みんながモノを買うようになるから小売りとかラグジュアリーとか嗜好品なんかの企業が買われるんですよね。 あヨーロッパの場合、本格的に景気がいいかというとちょっと疑問ですが。 設備投資とかまだまだだし。 で、こういう小売りセクターが買われるときっていうのは反対に景気に左右されない薬品とか公益セクターが売られるわけです。 だって、景気がよくなったからといって、大量にクスリ服んだり電気使ったりしませんもん。 今日の場合は特に為替の影響も大きかったみたいですね。 ホラ今ってドル安ユーロ高だから、いくらアメリカで儲けてもユーロに直すと目減りしてしまうでしょ。 だからグラクソスミスクラインとかアストラゼネカみたいにアメリカ市場でがんばってる欧州企業は業績を上げにくい状況なんですよね〜」 編集長: 「・・・。」 華: 「編集長?」 編集長: 「キミ、ってプロ?」 華: 「いいえ?専攻は社会心理学ですが。」 編集長はとても落ち込んだ顔をしていた。 きっと話が半分も理解できなかったに違いない。 編集長は泣きそうになるのを必死で我慢しているようだった。 ・・・いや、よく見るとやっぱり泣いていた。 |