Sloe Tequila
スローテキーラ

こんばんは〜。

まだここ開いてます?

そうですか、よかった〜。

なんか、甘くなくておいしいの、作っていただけるかしら?




みうとのひっそりこっそり」の
みうとさん
(画像:りょうつまのりょうさん作)

ああ、これはこれはみうとさん。ようこそ当店へいらっしゃいました。

甘くなくておいしいカクテルですか・・・。そうですね。でしたらスローテキーラなんかどうでしょうか。

スローベリーを風味づけしたジンとテキーラでできたカクテルなんですが。

・・・少々お待ちください。
テキーラ: 30ml
スロージン: 15ml
レモンジュース: 15ml
きゅうりのスティック: 1本
シェーカーに氷と材料を入れ、シェークし、クラッシュドアイスを詰めたグラスに注ぐ。グラスにキュウリとストローを添えてできあがり。

みうと「あら、これキュウリがついてるのね。あたし、キュウリ大好きなの」

イギリス「ええッ(驚愕&汗)!? ・・・熟れたキュウリとか好きなんですか?」

みうと「ええ。よくみじん切りにしてサラダに使いますよ」

イギリス「はうッ! みじん切りにしちゃうんですか・・・。さすが悪女ですね。『痛み』というものをまったくわかっていらっしゃらない。いえいえ。こちらの話です」

みうと「あたしのことを悪女悪女っていわないでよ。めっちゃ純粋なのに〜」

イギリス「ほう〜。そうでしたか。それは失礼しました。手作りチョコケーキをK君の家に持っていくときにマンションがオートロックの玄関だったにも関わらず、住人のあけたドアからすり抜けて入ったり、K君が好きで3年間も追っかけてチョコを渡してたのに振り回したあげくに手紙で別れを告げたり、それってドロンジョ様よりも悪女ではないのですか?」

みうと「(ギクッ)ど、ドロンジョよりも悪女?」

イギリス「なによりキュウリをみじん切りにしてしまうところが悪女ですね」

みうと「んなこと知らんわ」

イギリス「ああ、もう、女のコってカワイイ顔しても怖い、怖い!」

みうと「ハイハイ」

イギリス「ところで、隠しページにあるといわれてい亀甲縛りの画像なのですが、見つかりません。どこにいけばあるのですか?」

みうと「ねえよ。ねえんだよ」

イギリス「またまたぁ。そんなこと言って、ほんとはあるんでしょ。教えてくださいよ」

みうと「それ以上言ったらテメェもみじん切りにして大阪湾に流してやる」

イギリス「ハウッ!」

・・・。

こうして英国居酒屋の夜は更けていった。

そのときあまりの迫力にちょびっとちびっちゃったことは誰にもいえない秘密である。