その8
2003年9月13日(土)JFA横須賀大会 横須賀うみかぜ公園
 前回のお台場の後、何回か多摩川で投げ練をしたんだけど、途中で腰を捻ってひどい腰痛になって大分練習を休んでたし、競技中に腰が痛くなっちゃうことも充分に考えられたんで、遠くの大会は何回か見送ってたんだけど、折角近場でやることだし思いきって横須賀大会に出てみることにした。

 思えばフリスビー大会に初めて出場したのは一昨年の横須賀うみかぜ公園のチャレンジ大会だった。4スローして全部フットフォールトで撃沈したり、ふぶきのおぢさんがチャレンジ優勝したり思い出深い大会だったなァ〜。
 
 いつもかぁちゃんの出るビギナーが無いんで、かぁちゃんはチャレンジに、と〜ちゃんは前回の教訓(複数の競技にエントリーした方がプレッシャーが低い)を活かして、今回もチャレンジとユースに申し込んだ。
 
 当日は7時過ぎ頃家を出て、ほぼ1時間で到着。ウチからの距離約60キロ。近いなぁ〜!
ほとんど雲が無いドピーカンで、前回よりも少し風は弱めだけど物凄い日差し。最高気温は33℃を超えるらしい。

 出遅れちゃったんでコートサイドにはもうタープを張る場所が無くって海側の2列目の端っこに荷物を置いて場所を確保したら、たまたま隣りがタヌキ村のお散歩仲間のアイザパパだった。アイザパパはJFAの昔からの会員でなんと番号が2ケタ!!いつも公園で会うと大会の話をするんだけど、何回かニアミスしたものの実際に会場でお会いするのは今回がはじめてだった。黒ラブのアイザはもうすぐ7歳なのに、差し毛もほとんど無くとっても綺麗な子で年齢をきかなけりゃちょっと信じられないくらい若々しい。パパさんとのコンビで1R17pなんて高得点をさらりとたたき出してた。
途中で、ビールをいだだいたりパーコレーターで入れたおいしいコーヒーをいただいたり、ほとんどおもらいさん状態のHAL家。ついに最後にはお水までいただいて、本当にありがとうございました。また、ご一緒しましょうネ。

 開会式の後、レディースの1Rがあって、次がチャレンジ。今回は久しぶりにと〜ちゃんとかぁちゃんが同じ競技にエントリー。と〜ちゃんの出番は10番目でかぁちゃんは26番目。風はまだそれほど強くなくって、多少海側に向かって吹いてるけどなんとかなりそう。HALはコート脇で出番を待つ間も超ハイテンションでと〜ちゃんがもってるディスクめがけてジャンプを繰り返してるんだけど、ちょっと日向で立ってるだけでHALの頭がどんどん暑くなってく。いくらなんでも暑すぎるよネ。

 名前を呼ばれてコートに入りHALを一旦止めてからReady Go! 1投目は少し海側に流されたけどまずまずの位置でジャンピングキャッチ。まずは1キャッチしてくれたんでちょっと気が楽になる。
ところがディスクを咥えて戻ってきたHALがベースラインの後ろに回りこむときに、何を思ったかと〜ちゃんが後ろ手に持ってたディスク目がけてジャンプし、丁度その時にと〜ちゃんがディスクを一旦右手から左手に持ち替えたんで目標を失ったHALは大きく横に跳ぶ形になった。着地した後ろ足の位置が運悪く芝生が無くって土が掘れてるとこで、そのまま足がズルって滑って尻餅をつくような格好になった。後でビデオ見なおしたら結構肝が冷えるような光景だったし、そん時HALは左の後ろ足を捻ったみたいだった。
HALチン一瞬腰砕けの態勢になったけど、なんとかコートの中に向かって走り出した。ちょっと躊躇したんだけど、とりあえずHALが走り出してくれたんで距離を短くしてディスクを投げたんだけど、手の抜き方が中途半端だったせいか、大きく右に曲がるスローで取れズ。戻りは遅いけど、バランスが崩れてはいない。ディスクをと〜ちゃんに戻すとまたHALはまっしぐらにコートに飛び出してった。まだやれるのかな?ともう一度投げて見たら、今度は少し左に曲がる短いスローになっちゃっんだけど、HALがなんとか取ってくれた。結局3投2キャッチで7p。
 

PHOTO BY アイザパパ
 
 タープに戻って、足を握ってみたりちょっと関節を曲げてみたりしたんだけど、特に痛そうなそぶりは見せないHALチン。もし、走らなかったらそのまま棄権して帰ろうってかぁちゃんと話し合ったんだけど、とりあえずかぁちゃんとのチャレンジに出してみる。かぁちゃんのスローはむきになって走らなくっても充分に間に合うし大丈夫かも。最初の一投は大きく風に流されて場外へ。以前は真横に投げなきゃ場外に届かないくらい距離がでなかったから、これも進歩の一環とみるべきカネ。一投目で30秒以上使っちゃって慌てて投げた2投目も左横のフェンス直撃でHAL取れず。それでもかぁちゃんの時には頑張るHALはラスト5秒で戻って来て、いつになくすんなりかぁちゃんにディスクを渡し、かぁちゃんがラスト1秒で投げたディスクはギリギリでコート内に入り、健気なHALが無理やりジャンピングキャッチしてゲーム終了。結局3投1キャッチで4pだった。かぁちゃんが1スローで4p取ったのは今までの記録だった。
  

PHOTO BY アイザパパ
 
 かぁちゃんのゲームを見てたら、まだなんとか行けそうかなって感じだったんだで、なるべくケージの中に入れてもう少し様子を見ることにした。足が痛いのにこの暑い中HALが頑張ってくれたおかげで2人ともなんとか1R通過できた。偉いぞHALチン!

 次はと〜ちゃんのユースだけど、だいぶ時間が空いてるんでしばらく友達のところを回ってクッチャべる。これも大会の大事な楽しみの一つだよネ。びんママ、ちっぷママ、後、タヌキ村のボー仲間の三太や地元の大会だからって見に来たヒューゴーんチなんかにも会えて、と〜ちゃんご満悦。
 その内、ミニチュアダックスを飼ってる会社の後輩が5ヶ月の赤ちゃん(人間の)と奥さんと一緒に遊びに来た。久しぶりに赤ちゃんを間近に見て、その可愛さに感激。ウチの子達にもこんな可愛いころがあったんだよなぁ〜と思うとなんだか信じられない気分。人間の子供は大きくなると、可愛いなあって思うチャンスがどんどん減ってくるけど、犬はいくつになってもず〜っと可愛いもんネ。
 
 12時過ぎになってユース開始。風はだんだん強くなって、時折タープが持ってかれそうなくらいの突風が吹くけど、それでも前回に比べれば多少ましなような気がする。最初は風があったらもうお手上げって思ってたけど、大会って海の側とか河川敷きなんかが多くって、そんなこと言ってたらゲームにならないって気がついたから、風の中でも練習してきたしちょっとは上達もしてるのかも(自画自賛だけどネ)。
 と〜ちゃんは19番目、相変わらず日差しが強くって、ちょっとコートの側で待ってる間にもHALがどんどん暑くなってく。前の人たちのゲームを見てるとディスクに犬が追いつかないのが多いから、端で見てるより追い風がきついのかも知れないと思って、1投目高く上げたつもりがものスゴイ勢いで真上に舞い上がっちゃって、と〜ちゃんもHALも唖然として上を見た。25mあたりで高〜く舞い上がったディスクはそのまま戻って来て15mあたりにポトリと落ちて、我に返ったHALが慌てて取りに行く。2投目はちょっと力が入らなくってチョイ投げになっちゃったんだけど、なんとか30m近くまで飛んでHALも悠々追い着いてまずワンキャッチ。前回と同じ0p足切りだったんで、これでちょっと精神的にも楽になり、続く3投目は普段の練習通りに40m近くまでスルスルと飛んで行ったんだけど、横着したHALチン最後まで追わずにまたまた大ジャンプでキャッチ。あちゃ〜、また痛くしたんじゃないかなぁ〜と思ったけどなんとかディスクを咥えて走って戻って来たんで、もう1投してみた。でも、案の定もうHALは追いかけもしないでと〜ちゃんと一緒にベースラインに立ってるだけ。仕方が無いんでと〜ちゃんが走って取りに行った。

 ユースの2Rは後の方だろう、なぁ〜んてプログラムも見ないで勝手に思って、余裕こいて遠くの方までタバコ買いに言って帰ってきたら、なんと2Rやってるじゃん。しかももうすぐと〜ちゃんの番だヨ。慌てて準備してコートの側で待機。名前を呼ばれてコートに入ったけどHALのテンションはイマイチ。痛そうだったら止めるつもりで、最初は様子を見るためチョロっと投げて見た。コースは良かったし距離も短かったんでHALは難なく追いついて、とりあえずの1キャッチ。なんとか行けそうな感じもあったんで次は普通に投げたつもりだったんだけど、大きく右に流されてHALとれず。続くスローは高さも距離も充分だったんだけど、またまたHALチン途中で走るのを止めて無理やりの大ジャンプで取りに行った。遠くだったからなんとも言えないけど、頭くらいまでジャンプしてなんとかキャ〜ッチ。これでまた足が痛くなったんだろうなきっと。着地した後はゆっくり戻ってきて、次のスローは投げたんだけど全然追いかけなかった。結局4投2キャッチで9pだった。

 結構風が強かったんで、みんなポイントが伸びなかったみたいで、2R合計18pのと〜ちゃんはなんとユースで4位に入り、生まれて初めて決勝ラウンドに残った。でも、その後にやった、と〜ちゃんのチャレンジの2R、かぁちゃんのチャレンジの2RともHALはちっとも走らず、結局ユースの決勝Rも含めて全て0ポイントで終わった。普段は大会に出ても1Rで終わって午前中でHALの出番は無くなるのに、今回はこんな暑い中、しかも最初に足を痛くしたのに結局7Rも走らなくっちゃいけなくって、さすがの健気なHALちんも、きっともう勘弁してぇ〜って気持ちだったんだろう。

 最初のチャレンジでHALが足を痛めなかったらなぁ....。そんな考えはノミのキ○タマほども浮かんで来なかった。ただただこんな暑さの中痛い足を引きずって一生懸命走ってディスクを拾ってくれたHALが可愛かった。

 いろいろあったけど、今回はディスクを投げて犬が取ってくるっていう競技の楽しさや奥の深さを再認識した大会だった。もっと練習して、また大会に出たいなって思った。ただし次はもうちよっと涼しい時にしよう。

暑いよぉ〜

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