参加の道しるべ

文/北山耕平


WORLD PEACE AND PRAYER DAY - GLOBAL HEALING :
JUNE 21st, 1996


GLOBAL MOCCASIN CEREMONY-Summer Solstice,
June 21,1996,Mt.Fuji,Japan (June 20 in the U.S.A.)
prepared by Roy Steevenz

 これまで二回にわたって、ホピ一族の故タイタス・クオマユムプテワ翁と彼の 履いていたモカシンの運命について、そのタイタス・クオマユムプテワ翁と義 理の親子関係にあり、この金曜日に富士山でそのモカシンの片方を奉納する儀 式を行うロイ・スティーベンツからのメッセージを翻訳してきました。今回 は、「世界平和と祈りの日」および「グローバル・モカシン・セレモニー」な どにすすんで参加するためのガイドラインみたいなものを提示しておきます。 これは、ここのところの一連の発言の最後にあたるものです。


「世界平和と祈りの日」
および
「グローバル・モカシン・セレモニー」

参加の道しるべ

○儀式は誰かにしたがっておこなわれるようなものではない

 したがって誰でもが儀式をはじめることができるのです。それはあくまでも自 発性の問題であり、誰かがイニシアチブを取って行われるようなものではない と、小生は考えます。ただ「グローバル・モカシン・セレモニー」はタイタス 翁の義理の息子であるロイ・スティーベンツが日本の富士山の山頂で夏至の日 の朝日とともににクオマユムプテワ翁のモカシンを奉納し平和と調和を祈願す る祈りの儀式をおこなうとしています。その時はアメリカではまだ20日の夜 から深夜です。日付変更線があり、日本の時間は、アメリカよりも一日早くな ります。「世界平和と祈りの日」は、アメリカ中部山岳時間の21日午前10 時が祈りの開始です。それは日本標準時では22日の午前2時、深夜にあたっ ています。つまり、日本時間で6月21日の午前5時から、その日が終わっ て、22日の朝日がのぼるまでの、昼と夜のすべて、まるまる24時間を、こ の地球のどこかで誰かが、世界平和と癒しと調和をもたらすための祈りをあげ ているということであります。この事実を知ってその24時間をすごすのと、 知らないですごすのとでは、かなりの違いがあるでしょう。参加するというの は、みんなとハートがひとつにつながっているということをマインドで意識す ることでもあります。だからその日は、たとえあなたがどこにいるとしても、 陽のある光の時間のすべてと、つぎの太陽が昇ってくるまでの闇の時間のすべ てを、祈りのための時間としてください。常にそのことを意識し続けること。

「グローバル・モカシン・セレモニー」の行われる場所は、富士山頂とありま すが、山頂はかなり広く、その一番高いところである西側の剣が峰までは、頂 上の浅間神社のあるところから噴火口の縁を歩いて登りつめて、まだ約1時間 程歩かなければなりません。夏のお山が開いているときですら、山頂までのぼ るのがやっとで噴火口の周りを歩く人はそう多くはありません。きつい歩きで す。それに、寒さも半端ではありません。物見遊山ででかけるような場所では ないのです。しかし富士山頂での儀式は、当然ながら、そのもっとも高い、西 側の一点で行われるはずです。その西側のピークに朝の最初の太陽の光があた るのは、午前5時前後です。その日の儀式はそこからはじまり、日輪が世界を 巡り、そこにまた新しい最初の光として帰ってくるまで、この地球と呼ばれる 惑星のうえで続けられます。

 ロイ・スティーベンツは、その時間富士山頂剣が峰で行われる儀式に肉体的に 参加できなくても、心をひとつにする人たちは、いつか機会があって日本列島 で富士山に昇るようなことがあったときには、その儀式が行われた場所にい き、クオマユムプテワ翁のモカシンが奉納される場所になにか捧げ物をしても らいたいと書いています。

 ここで捧げ物というのは、あくまでも自然の産物ということです。化学肥料や 農薬をつかってあるようなものも、電気やマイクロウェーブでチンするような ものではいけません。富士山の湧き水などをもって登り、それを撒くのもいい と思う。オーガニックなもの以外は、すべて地球のハートを傷つけると考える ようにしましょう。なるべく自然以外の手の加えられていないものがいいので す。人間の手が入ったもの、たとえばお酒などは、論外と言えましょう。いつ ごろから日本列島ではお酒を大地に撒くようになってしまったのだろうか。わ からないではないけど、それは自然なことではないと、小生のなかのなにかが 伝えてきています。

 その日、どこであれ、あなたがあなたの聖地で、朝の最初の太陽を迎えるとき には、自分以外にもたくさんの人たちが同じ光を共有していることをありあり と思い描きましょう。東と西がひとつになる光景を祈りのなかで見てくださ い。


それでは意味のある夏至の日をお過ごしください。

May you walk in peace, for all our relations!

長髄彦 mha01664


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