グローバル・モカシン・セレモニイ
前書き

文/北山耕平


WORLD PEACE AND PRAYER DAY - GLOBAL HEALING :
JUNE 21st, 1996


GLOBAL MOCCASIN CEREMONY-Summer Solstice,
June 21,1996,Mt.Fuji,Japan (June 20 in the U.S.A.)
prepared by Roy Steevenz

★編集者/訳者の言葉  以下のメッセージは、エレクトロニック・モカシン ・ネットワーク経由で、6月21日の夏至の日に富士山でのセレモニーを執り 行うロイ・スティーベンツ本人が発信したものであり、非営利であるかぎりす すんでたくさんの言語に翻訳して構わないとあります。たくさんの人にメッセ ージが通ることを祈ります。個人のホームページなどそれが非営利であるかぎ りにおいて転載は自由です。今回は前回アップしたものの続きです。例によっ て急いで翻訳したために未熟なところや誤りがあるかも知れません。願わくば 原文もお読みください。


THE LEGACY OF TITUS QOMAYUMPTEWA
by Roy Steevenz
タイタス・クオマユムプテワ翁の遺物

文/ロイ・スティーベンツ 訳/北山耕平(長髄彦)

Titus fulfilled his destiny and passed on one month later -- Sept. 28, 1994, the birthday of Grandmother Caroline, Titus' very close clan sister. The next day a river of cotton clouds came from the direction of the sacred San Francisco Peaks to stream light over Titus' grave, moving to the East. At the same time, with the rising sun, a small cloud rose over the horizon and joined the oncoming clouds.

タイタス翁は自らの天命をまっとうしてから一か月語にみまかられた。199 4年9月28日のことで、その日は、翁と同じ氏族のなかにあって翁の姉のよ うな存在であったグランドマザー・カロラインの誕生日だった。翁が亡くなっ た翌日、聖なる山サンフランシスコ・ピークスの方角から、さながら一条の光 線のように、綿雲が川となってタイタス翁の眠る墓のうえに向かって押し寄せ た。雲たちはそこからさらに東へ向かって流れていく。そしてそのとき、夜明 けの太陽がのぼりはじめるのにあわせたかのように、東の地平線から雲がわき あがりはじめ、翁の墓から流れていった綿雲たちとひとつになったのである。

The fourth day after Titus' departure to the spirit world, Rusty had a Stone Lodge Ceremony at his home in Maine. He didn't know yet of Titus' passing, but he noticed something very strange and powerful happen during the ceremony. The gourd rattle given him by Titus suddenly moved over the hot stones and kept rattling -- and not by any physical hand. It rattled until the contents broke out.

翁が他界し、スピリットの世界に旅立たれてから四日後のこと、例のラスティ がメイン州の自宅でスウェット・ロッジの儀式を執り行っていた。彼はまだタ イタス翁が大往生をとげたことを知らなかったのだが、儀式をしているなか で、なにかとてつもなく不思議で、パワフルなことが起こっていることがわか った。タイタス翁からもらった瓢箪のガラガラが、誰が触れたわけでもないの に、赤く焼けた石たちのうえにいきなり浮遊したかと思うと、そこに留まって 激しく音をたてたのだ。ガラガラは激しく振られ続け、しまいには割れて、中 身が全部こぼれだしてしまった。

The next day after the lodge was dismantled, three waves of seven hawks each flew over the lodge in the southwest direction!

翌日、スウェット・ロツジが解体されたあと、ロッジがあった場所のうえを、 七羽の鷹たちが一羽ずつ次々と南西の方角に向かって飛び、それが三回にわた って繰り返されたのである!

Later, a special four-day ceremony was held at Titus' cabin. It was decided to use his moccasins in an East/West Union Ceremony. One moccasin was to be placed at Mt. Fuji, Japan. The day of the prophesied Atlantic/Pacific Cross America Walk, confirmation was given the moccasin found its destiny on Mt. Fuji.

しばらくして生前タイタス翁の暮らしていた小屋で、四日間にわたる特別な儀 式が催された。そして彼の履いていたモカシンを「東と西をつなぐ儀式」に使 うことが、そこで決定された。片方のモカシンが、日本の富士山に奉納される ことになった。予言されていたアメリカ大陸を大西洋岸から太平洋岸まで歩い て横断するウォークの日、最終的に彼のモカシンの片方の奉納先が富士山であ ることが確認された。

Now connection of "extreme West" and "extreme East" must be advanced. Global participation in this is of great importance.

いまこそ「極端な西洋」と「極端な東洋」との接続を、さらに前進させなくて はならない。これにおいては、世界規模の参加がとてつもなく重要なものとな る。

East relates to the ancient past; West relates to the present modern world. Now is the time to end the great experiment that encompassed these two worlds. And the RETURN must be undertaken. This means the East/West Union is of cardinal importance.It is bringing together all that has been learned throughout history up to this time from both "extremes."

東は、遥かな過去と関連をもっている。西は、いまある現代世界と関連をも つ。今が、時である。これら二つの世界を封じ込めているとてつもなく大きな 実験を、今こそ終わらせなくてはならない。そして「帰還」がなされなくては ならない。東と西がひとつになることは、この意味で、極めて重要な意味をも つ。歴史を通してこれまでに学んできたことのすべてを、ふたつの極端なとこ ろから持ち寄ることである。

Titus' encouragement to "tell the truth about Creator's Law to the world" held a simple -- but most essential -- message for peace and freedom. Deviation from the Self-Enforcing Law of the Creator has led to creation of artificial laws. These ultimately have to be enforced with violence. All wars, inner and outer, can end only by RETURN to the One Law. All terrorism is the result of one's obedience to secondary inferior authority. Today's destructive wars reflect competition between parties who each insist their laws are superior. This arrogance has led to massive slaughter and great unhappiness.

「天帝の法、創造主の法について、世界に向かって真実を告げよ」とタイタス 翁が激励された裏には、シンプルだが、しかしたとえようもないほど本質的 な、平和と自由へのメッセージが込められている。そもそも天帝によって、創 造主によってあたえられた「自らを律するただひとつの法」からそれてしまっ たことが、結局はいくつもの人工的な法をつくりだすことに通じていた。そう した人間の手になる法は、どれも究極的に、暴力によって執行されなくてはな らない。内側で起こっていようと、外側で起こっていようと、一切すべての 「戦争」は、「ただひとつの法への*帰還*」によってのみ終わらせることがで きる。すべてのテロリズムは、副次的で下位の権威に対する個人の服従の結果 である。今日の破壊的な戦争は、「自分たちの作った法の方が優れている」 と、互いに主張する当事者同士の争いを、投影している。この傲慢さが、大量 虐殺と、底なしの不幸をうみだしてきた。

The world is come to the concluding moments of this prophetic scenario. Each one of us must now make The Choice. Which authority do we want to honor first? We cannot serve two masters. We all know the Creator of All is Highest. Only our blindness caused by the glitter of temporary security and pleasures make us falter and sheepishly follow false leaders.

世界は、この予言的なシナリオの、最終的な結末の瞬間を、迎えようとしてい る。われわれひとりひとりが、いまこそ「選択」をしなくてはならない。われ われはどの権威をまず最初に讚えるのか? われわれは同時に二人の主人に仕 えることはできない。われわれはみな、すべてを作られし天帝こそ、創造主こ そが、すべての権威のなかでももっとも高い地位にあられることを知ってい る。一時的な財産の保全と快楽の輝きによって、目をくらまされているだけ で、われわれは偽りの指導者たちのあとを、転びそうになりながら、そして恥 ずかしそうに、ただついてまわる。

Now we have Democracy, so each one of us must individually and independently decide which master we will serve. The Creator of All gave us ultimate authority to make choices based on Free Will. Will we continue to defend the "Common Boundaries" set by mine/yours laws? As long as we support this dualism, we will torture and destroy ourselves. Or will we choose to have the courage to stand as true individuals, sovereign under Creator's Law? This should not be too much to ask of ourselves if we want to know the truth of who we are.

現在われわれは民主主義というものをもっている。つまり、われわれはひとり ひとりが、個人的に、誰に強制されることなく独立して、われわれがどの主人 に仕えるかを、決定しなくてはならないのだ。すべてを創られし天帝、創造主 は、われわれが自由な意志に基づいて選択する究極の権威を与えてくださって いる。われわれはそれでも「わたし/あなた」の法によって設けられた「共通 の境界線」を防御し続けなくてはならないのだろうか? この二元性をわれわ れが支援するかぎり、われわれは自分自身を拷問し、破壊していくことになる のに。あるいは、天帝の法、創造主の法のもと、われわれが真の個人として、 独立した主権者として、勇気を奮い起こして立つことを選択するのか? もし われわれが、自分が誰であるかについてのほんとうのことを知りたけいのな ら、これをあまり突き詰めて自分自身に問いかけるべきではない。

TRUTH WILL SET US FREE.

真 実 が わ れ わ れ を 自 由 に す る だ ろ う 。


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