March2004と同じくフィリピンのマクタン島で１日延泊して島内を散歩しているときに撮った写真である。後ろにいる女の子たちは下校途中で、私と友人という異国人二人が後ろを歩いているのが気になったらしくしきりに振りかえっていた。私が「写真を撮らせてくれないか？」と聞くと待ってましたと言わんばかりに全員が満面の笑みでこちらを向いてくれた。するとすでに家に帰って近くで遊んでいた二人の少年も走って被写体に参加してくれた。なんとも無邪気な光景である。警戒心や猜疑心は一切ない。まだいろいろな苦悩を体験する前の、素直に好奇心を出せる彼らが少し羨ましくなってしまった。いつまでもこのままでいて欲しいなと素直に思えた。