スケッチブック
〜 大切なお友達の新しい旅立ちに。。。〜
真新しいスケッチブックをそっと開くと、、、真っ白な世界が広がっていた。
かすかに鼻につくまっさらな画用紙の匂い。”ふっ”と子供のころを思い出す懐かしい匂い。
”自分の好きなように書いてごらんなさい。”
そう言われて、夢中になって色とりどりのクレヨンを画用紙いっぱいに走らせた。
あれからどのくらい時が過ぎたのだろう、、、。ぼくたちは何枚の画用紙にそれぞれの世界を描いてきたのだろう、、、。
その数え切れないくらいたくさんある一枚一枚は、ぼくたちの大切な宝物だ。
そして今、、、目の前にある真新しいスケッチブック、、、。
ぼくたちは思い思いのクレヨンを手にとり、真っ白な画用紙に二人の未来への1ページを描きはじめた。
2003.5.24 Written by Kanon