2003/11/16
荒船山
(1)

 

 

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□□■□□■□
今回は出張『信州WALKING』と思っておりましたが、群馬だと思っていたらギリギリ長野でもある、県境に位置する荒船山です。

出会いは10月の休暇に遡る。
関東に抜けるのに走っていた国道254号線。右手に「なんだ?この山っていうか岩は?」。
「ゆっくり見てー!!でも車走らせてるしー。事故ってもいいからみたいけど、せっかくの休暇に事故りたいわけはないっ」と葛藤しながら通り過ぎる。
見かけた荒船山の名前を心に刻んでおいて、家に帰ってからネットで検索。そうしたら、結構気軽に登れる山であることがわかる。ロッククライミングもしないでいいらしい。
「これは行かねば!!」とアウトドア友達に誘いをかける。
ってことで、多分今年最後の締めくくりの山はこちらとなりました。
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□□■□□■□

 

最初は11月15日の予定が天気が不安定。
翌日は朝には雨がやんで晴れるという予報を信じて
11月16日日曜日に出掛けることにいたしました。
松本を8時半頃の出発。
「マイナーそうな山だし、そんな混んでないよね?」
「でも、荒船山同好会がいるかも?」
なんてバカなことを話しながら車を走らせる。さてどうなることやら。

コースは
こちら
内山峠からのコースです。

 

到着は10時50分頃。
駐車場混んでます。
荒岩山同好会が存在するのか?
ナンバーは埼玉、東京方面多し。
ぎりぎり車を止めたが、私達が出発準備中
すぐ後から来た車は苦労して止める場所を探していました。

 

全く守って欲しいことです。

 

出るらしい!!
実は行く前に調べていたHPで熊か猪かなにか大きな動物が徘徊する音を聞いて
頂上登頂を諦めた人のレポートがありました。
みてー!!しかし、やはり近くに出られちゃ困るのである。

 

11時ちょうど位で、さて出発!!
クマザサの生い茂る道は、なんか長野にはあまりない雰囲気。
なんか東京近郊。丹沢とか武蔵野の山の気分になったりします。

 

さて、この後はきつい登りと下りの繰り返し。
写真だと良くわからないのであまりその辺りは撮っていません。
道は石がごろごろということもないし歩き易いハイキングコース並。
しかし、アップダウンがやたら激しいので登りになる度息が上がっていたのでした。

 

迫ってくる荒船山(艫岩)。
あの上まで行くわけです。無事辿り付けるか不安になる。

 

ここの看板は佐久市だ。
他に群馬県の看板も時々ある。
突然の岩。なんか地層が変わるらしいです。

 

 

途中の展望。見晴らしが良い。
本日はすごい風があり、所々に飛んでいく葉っぱなど映っております。

 

11:55頃、一杯水到着。
ほぼコースタイム通りである。

 

水はこんな感じでちょろちょろ出ています。
でも、他の岩からも出ていたり水は豊富そう。
やはり地層の切れ目のようです。

 

地層が変わったことにより、突然岩場が出て来たりする。
そんな危ない場所はないけれど・・・。
しかし、突然の通行止め。
えっ?道は?

 

道は右手にありました。梯子である。
なんかアップダウンの激しい道といい、梯子といい。
他に斜めの岩に鎖というのもあった。
天然のアスレチックのようです。

 

やっと、艫岩の西端に辿り付く。
手前の濃い色の部分がいる場所。薄い部分が下界。
すごい絶壁なのである。
怖くてぎりぎりまではとてもじゃないけど行けません。
ほとんどさびて見えない看板が「命を落とした人がいる」と伝えていました。
昭和34年の日付で下仁田の警察署長さんの書名入りでした。
あまりにもぼろぼろで判読不明の看板のため写真はないです。
私が生まれる前の看板だ。署長さんが今も在命なのかは謎である。
ネタとして読めなくても写真撮っておくべきだったかなぁ。

 

12:30、艫岩到着!!

 

やはりここも絶壁である。

 

見晴らしの良い場所です。
北アルプス、南アルプスから東は谷川岳まで見えたりするそうです。
薄曇でしたが、遠くの山が薄っすら見えておりました。

 

 
こちらの管轄は高崎営林署。   こちらは長野県佐久市。
壊れてるし。
「はじっこだしいいや」とか思ってないか?

 

 

さて、頂上へ向かう>>