第107話「小さな悪魔」
最後のページのブラックジャックのセリフ「これをむずかしいことばでエディプス・コンプレックスというんだ」とあるが、このエピソードには異性の親への愛情は描かれてはいるが、同性の親への憎悪はみられないため、エディプス・コンプレックスというには欠けている要素がある。エディプス・コンプレックスは手塚作品によく扱われる題材である。5ページ目右下のコマの少年のセリフ「テレビに出てたよ ほんとは殺し屋なんだ」という部分は初出時には「グレートマジンガーにあんなやつがでてたもん」となっていた。