アルメニアセグロカモメ
Larus arumenicus
嘴先端の模様は冬羽で赤味がありません
左上のセグロカモメvegaeの初列風切の模様と右下の
アルメニアセグロカモメカモメの模様の違いが明瞭です
上3枚同一個体.成鳥 2022年3月2日
上3枚同一個体 第一回冬羽 2024年3月18日
上3枚同一個体 第二回冬羽 2023年11月24日
第三回冬羽 2024年3月18日
和名:アルメニアセグロカモメ | 種名Larus arumenicus |
英名:Armenian Gull | 全長:52-60cm |
雲仙市 千々石町 | |
カモメ属(Larus)23種の成鳥で上下嘴先端に模様がある種はペルーカモメbelcheri,アルゼンチンカモメatlanticus, ウミネコcrassirostris,カリフォルニアカモメcalifornicus,クロワカモメdelawarensis,アルメニアセグロカモメdelawarensisの 6種です.このうちペルーカモメ,アルゼンチンカモメ,ウミネコは尾羽先端に黒い帯があり該当しません.クロワカモメは肩羽斑,三列風切斑はほとんどなく該当しません. カリフォルニアカモメは嘴先端の模様は下嘴は赤味が多く,赤黒の2色です.本個体の嘴先端の模様は黒一色です.これらからアルメニアセグロカモメと判断しました. 東トルコおよび北西イランからコーカサスで繁殖し冬季北紅海,東地中海,および南東黒海へ移動します. 参考文献 |