マミジロタヒバリ
Anthus richardi


幼鳥(1cy) 森山干拓地 2005年10月19日


森山干拓地 2008年11月28日


中央干拓地 2011年11月7日

和名:マミジロタヒバリ 種名:Anthus richardi
英名:Richard's Pipit 全長:17-20cm
 西シベリア,ロシア極東部,モンゴル,中国中央部および北部,朝鮮半島で繁殖し 冬季南ヨーロッパ,アジア南西部および南部,中国南部,アジア南東部へ移動します.長崎の干拓地では時々見かけます. 幼鳥は小雨覆が茶色と白の網目模様で見分けることができます.
   コマミジロタヒバリAnthus godlewskiとよく似ていますが次列雨覆の茶色の模様,後趾の爪の長さ, 静止したときの姿勢, 鳴き声の違いなどで見分けることができます.マミジロタヒバリの次列雨覆の茶色の模様は鋭角に 尖っているのに対し, コマミジロは丸みを帯びています.後趾の爪の長さはマミジロタヒバリは後趾の長さより長く, コマミジロタヒバリは同じぐらいの長さ. 静止したときはマミジロタヒバリは直立姿勢で,コマミジロは屈んだ姿勢をとります. また,マミジロタヒバリは全長に対して胴体が細く,尾は長く 見え,コマミジロは太めで短かく見えます. コマミジロタヒバリは「ジュッ,ジュッ」,マミジロタヒバリは「ビュン,ビュン」と鳴きます. 亜種は記録されていません.