ムネアカタヒバリ
Anthus cervinus


♂,吾妻干拓地,2015年12月7日


♀,吾妻干拓地,2015年12月7日


第1回冬羽,吾妻干拓地,2016年2月5日

和名:ムネアカタヒバリ 種名:Anthus cervinus 
英名:Red-throated Pipit  全長:15.5cm
 諫早では冬鳥です.干拓地には普通にいますがタヒバリと違って草地を好むようです.
 成鳥は喉が赤いので他のタヒバリ類と見間違うことはありませんが,第一回冬羽の喉が赤くない(白色)の 個体はセジロタヒバリAnthus gustaviとよく似ているので注意が必要です.確実な識別は翼をたたんだ時初列風切の先端が三列風切りの 先端から出ているか,出ていないかで判断できます.セジロタヒバリは出ていて,ムネアカタヒバリは出ていません.
  スカンジナビア半島,北ロシア,北シベリアから千島列島,アラスカ北西部で繁殖し,冬季は 北アフリカ,アラビア海,アンダマン諸島,南日本,南西および南中国,台湾,南東アジアの大陸部, 北ボルネオに移動します.亜種はいません.

参考文献
1. Pipits & Wagtails, 2003, ISBN:0-691-08834-9
2. Collins Bird Guide 3rd ed., 2022, SBN:978-0-00-854745-5