ソウシチョウ
Leiothrix lutea

2007年4月10日

2007年4月10日

2003年4月16日



幼鳥 2007年6月27日

手持ちのどの図鑑にも記載はないのですが体形,嘴と足の形から幼鳥と判断しました

和名:ソウシチョウ 種名:Leiothrix lutea 
英名:Red-billed Leiothrix 全長:13-16cm
雲仙市
 数十年前は日本では見ることがなかった野鳥です. 飼育されていたものが篭脱けして野生化し,繁殖したといわれていますが定かでありません. ヨーロッパでもイタリア,スペイン,ポルトガル,フランスで繁殖が確認されていますし,イギリスでも確認されています(*1). アジア南部から上海付近まで広く生息していますので大陸から飛来して生息範囲を広げているとするのが合理的です.
多良山系では2000年,雲仙では2002年に初めて観察しました.種Leiothrix luteaには5亜種記録されています.
Leiothrix lutea
亜種名繁殖地/生息地
kumaiensisヒマラヤ山麓(北東パキスタンからウッタラーカンド州(インド))
calipyga南東チベット,西ネパール,北東インド,西ミャンマー
yunnanensis西雲南省,北東ミャンマー
kwangtungensis南西および南中国,広西チワン族自治区,広東省,北東ベトナム
lutea中央および東中国

*1: British Birds Vol.115, p.424