COVID-19とは

新型コロナウイルスで発症するCOVID-19はどのような病気なのか,インフルエンザや風邪とどう違うのか,ネットで調べました. 病気の知識スペイン風邪 インフルエンザと風邪の症状の違い,インフルエンザの重症化しやすい人,を表1,2に整理しました.

表1.インフルエンザと風邪の症状
症状インフルエンザ風邪
発病急激穏やか
発熱通常38℃以上の高熱ないか,あっても37℃台
強い全身症状(*1)あるないか,あってもまれ
上気道炎症状(*2)全身症状に続いて出現最初からみられる
強いことが多い軽い
表2.インフルエンザが重症化しやすい人達
インフルエンザが重症化しやすい持病インフルエンザが重症化し易い人
呼吸器系(喘息,慢性肺疾患)5歳未満(特に2歳未満)の子供
循環器系(心不全)65歳以上の人
血液疾患妊娠中,または産後の人
肝臓・腎臓病アスピリンを服薬中の人
代謝障害肥満の人
糖尿病介護施設に入居中の人
神経学的疾患,神経発達障害

 インフルエンザは毎年流行ります.しかし,新型コロナウイルスのように集団感染することはありません.新型でないコロナウイルスは144の亜型があり多くの人がこのうちいくつかの抗体を持っていて 持たない人だけが感染し発症するからです.従って集団感染は起こりにくいと考えられます.
 今回のCOVID-19の症状,重症化し易い人たちはこれまでのインフルエンザウイルスと同じです.違いは地球上のすべての人が抗体を持たないので誰でも感染し発症する可能性があることです. これはおよそ100年前のスペイン風邪と同じと考えられます.
 当時(1918-1921年)のデータで算出すると1年目に国民55百万人の89%,およそ4,872万人が感染し43%の2,120万人が発症し, 26万人の方が亡くなられ,2年目に残りの628万人の89% 560万人が感染し43%の240万人が発症し,13万人の方が亡くなられ,3年目に残りの68万人の89%,60万人が感染し 43%の26万人が発症し,3.7千人の方が亡くなられています.3年でほぼ国民全員が感染したことになります.結論として以下のことが言えます.

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