■ ヘビ皮 CONTAX 139Q と Minolta XD
初期のヤシカ・コンタックスやミノルタ XD には外装に柔らかな合成皮革が用いられている。
これらのカメラが現行製品だった頃はその手触りが心地よかったが、歳月による劣化が著しいという欠点を持っていた。
現在中古店のショーウィンドウで見られるものの中にはこの皮がボロボロになったものが多い。
デッドストック品などで一見綺麗なものでも実は風化が進んでいるからちょっと触れただけで表皮が剥がれ落ちてしまったりする。
メーカーでの張り替えをおこなったものは違った材質になっていることも多いようだ。
というわけで外皮の張り替えをしてみた。
CONTAX 139Q
東急ハンズで購入したちょっと高級なヘビ皮を使った。光沢が成金趣味的かも知れない。
この際ボディの塗装剥がれもなんとかしたいところ。
YASHICA FX-D/Q
ヤシカの FX-D/Q にはどこぞのホームセンターで仕入れてきた家具用の合成レザー。139Q とは兄弟機。
Minolta XD-11
こちらは手芸用の肘当てなどに使う皮パッチ。確か 100 円均一で購入。
クロームボディだとちょっと締まりがないか。
以前オリンパスから OM-1, OM-2 用に張り替え皮のキットが出ていたことがあったが現在は入手困難である。
皮の張り替えは機構に影響しないチューンナップで気軽にトライできる。
元の皮を破れないように剥がし、それを型紙として張り替え用の皮を切り抜く。
接着には両面テープを使えば簡単に剥がすこともできるから、失敗したら何度でもやり直しがきく。
使用する皮はなるべく薄いものがよい。厚いと端が汚くなってしまう。
凝ってみるなら和紙などを少し小さいサイズで裏打ちすれば端部がより美しく仕上がる。
Mar.22 1999
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CONTAX 139Q
YASHICA FX-D/Q
Minolta XD-11