高塚不動尊  2010年05月01日

4:51 ホテルに隣接するコンビニで不要になった衣類などを宅急便で自宅に送った後、朝食を仕入れて歩き始める。残り2日であるが疲れも溜まってくるので、身軽にして歩くのが鉄則である。
真倉を過ぎると急に人家が少なくなり、西長田を過ぎると本当に人も見かけない。行き交う車の人もどうしてこんな所を歩いているんだろうと思っていることであろう。前日、駅の観光案内所で『泊まるところはありません』と断言されたのを思い出す。自販機すらない道を歩く。山ではあるが高度差は100mもない平坦な道で朝の空気がおいしい。
6:28 珍しくもったいないような地名『神余(カナマリ)』地区で僅かだが素晴らしい棚田を見つけた。水面に青空が映り畔の緑と良いバランスである。鷲か鷹か不明だが、自然界に生息している鳥としては私自身今までで最大の鳥を見た。思わず身震いを覚える。羽を広げた長さは3メートルほどだろうか。落ち着いてシャッターを切ったときには天空高くに舞い上がっていた。
7:18 道の駅白浜は営業前で素通りするが、花畑が増えてきた。房総半島最南端ン御野島崎灯台を過ぎ白浜、乙浜と海岸沿いには大きなホテルが立ち並ぶ。
   
千倉に入ると街道沿いには花摘みを生業にしている農家が多数の看板を掲げている。
9:23 高塚不動尊に到着。御朱印をお願いしている間に本堂裏手の不動堂を参拝する。御住職の奥さん(お寺では大黒様と呼ぶことがある)と話をしていて、房総半島は広くて『今日はここの一ヶ所しかお参りできない』旨の話になり、大黒様が『この時間ならばまだ回れますよ』と言うので、歩き遍路なんですと言うと、少し追いかける様にして250mlのお茶を接待していただいた。暑い日だったので遠慮なく頂いた。
    
千歳駅を過ぎて間もなく北緯35度最東端という表示のある地点を通過する。
12:42 道の駅ローズマリーで少し休んだ後、フラワーラインより海岸側の堤防道を歩く。
和田浦駅を過ぎ江見駅へ到着したのは15:12である。
あてにしていた宿はいっぱいだったので、例により駅の観光案内所へ行った。看板はあるがそれらしい人も事務所もない。駅員に尋ねると駅が事務所で駅員が案内人である由。駅前に看板は多数があるが、いずれも廃業してこの地区には私が断られた旅館しかないとのことである。しかし、親切に鴨川の観光案内所だと太海地区の情報があると思うと教えてくれた。
早速教わったところに電話をして、太海駅近くで宿を確保した。
仁右衛門島の入口を通過したが、歩きではちょっと時間が足りないので素通りした。
太海駅の近くで少し買い物をして宿に入る。17:35