笠森寺  2010年06月13日

3:48 宿出発して坂東霊場の笠森寺を目指す。もちろん早朝のためもあるが、大多喜街道は僅かな車の往来だけで、住民と行き交うことはほとんどない。大多喜のはずれだろうか横山地区を過ぎたら、高度差100mを上る急な坂はあったが、あとはだらだらとした下り坂でゴルフ場と小さな集落しかない山村である。山小川の三叉路を過ぎた辺りで圏央道の工事現場に出会う。改めて圏央道が首都圏のかなり遠い外側であることを感じる。
6:25 田尾で大多喜街道と分かれ県道171で笠森寺への道を進む。鶴舞公園、鶴舞不動尊を過ぎ、県道と分かれ左折した辺りで素晴らしい農家を遠くに発見した。思わず写真を撮りたくなる。

7:30 笠森寺に到着。境内を清掃する人と挨拶を交わした後、ゆっくりと朝食をとり、拝観できるまで待つことになった。
8時前には何組もの参拝客が境内のあちこちで時間が過ぎるのを待っていた。観音堂はかなり変わった建築方式である。四方から櫓のように組み上げた上にお堂が乗っている感じである。有名な京都の清水寺の舞台のように支えている柱が逞しく見える。
  
拝観料と納経料を支払おうとしたら、執事の人が待たせましたからと拝観料を私に手渡しで返してくださった。ありがたく受け取って房総横断道路でひとまず茂原を目指す。途中、長南で『三途川』という奇妙な名の川を越える。実はその前にもお寺に入る山門前に架かっていた『三途橋』を見たが、別に渡るわけでないからと素通りしてきた。今回は渡るので気になって写真を撮った。
10:01 藻原寺に到着。『茂原』はこの『藻原』を平易な文字に置き換えたと思われる。
12:20 九十九里浜の中里海水浴場に到着。少し休憩をしてから、九十九里有料道路に並走する自転車専用道路を歩く。
今夜の宿は取れなかったので、色々と対応策を考えながら歩く。明日の行程を考慮すると、蓮沼よりも先に泊まりたい。しかし、5時を過ぎれば不安が募る。
17:00 蓮沼海浜公園に到着。ホテルを発見したので寄ると今夜は素泊まりしかできないという。近くにコンビニも食べ物屋もないので諦めて先を急ぐ。
コンビニを見つけたので食料を調達して歩き始める。民宿の看板を見つけては電話をする。
18:37 2軒目の民宿で素泊まりができることになった。