坂東観音霊場 円福寺  2010年06月14日

2:51 宿出発して飯岡を目指して海岸通りを歩く。途中『成田山御本尊上陸之地入口』や『座頭市物語』や『天保水滸伝』なる碑を発見する。風の傑作とまでは言わないが、堤防の上に打ち上げられた砂に風紋ができていた。
荒れた海の果てしなく遠くに見えるのが飯岡灯台と知り、銚子までの遠さを実感しながら歩く。
  

7:17 海岸沿いから離れR126の飯岡に出る。飯岡から銚子の市街地までは高度差100mもない丘陵地だが10Kmの山越えである。歩道はしっかりと確保されて安全ではあるが、維持管理がひどい。ウオーカーは招かれざるようである。雨の中伸び放題の雑草に埋もれそうな歩道である。雑草の間にわずかに歩道があります。市立病院の存続が新聞記事になるぐらいだから財政も厳しいのであろう。理解できるが、それにしてもひどい。
驚いたことに風力発電の風車が住宅地にまで建っていることである。もっとも風力発電の風車を建てるような立地に住宅を建てたのが真実かもしれない。伊豆半島でも風車を良く見かけるが、このように大量にしかも住宅地近くに見たのは驚きである。風車で気になるのは、どこに行っても何基かは回転せずに停止している。あれは故障なのか稼働を止めているのか気になるところである。
9:49 銚子駅に到着。やはり醤油の町である。駅の西にヒゲタ醤油、東にヤマサ醤油の工場がある。
10:14 円福寺に到着。境内で観音様が見つからない。ここの観音様は北に200mくらい離れた飯沼に観音堂がある。  
10:30 銚港神社を経て観音堂に到着。
  
銚子から成田に向かうが今夜は笹川近辺に泊まる予定である。当てにしていた宿は確保できなかったので、行き当たりばったりになる。利根川沿いの利根水郷ラインを歩く。銚子大橋、利根かもめ大橋を過ぎた辺りの利根川は雨に霞み一層対岸が遠く感じられた。
15:58 東庄町役場に到着。ここで近くの宿泊所を紹介してもらうために立ち寄る。応対してくれた女性は優しく応対してくれ、本当にうれしかった。紹介された旅館も昔からの老舗で温かくもてなしていただき、大感激であった。この辺りの旅館は利根川を利用した水運時代に栄えたが、今は交通網が発達して衰退しているが、何軒かは風格を保った佇まいで営業を続けている。