26番 清滝寺&25番 大御堂  2011年01月09日

 4:43 暗いうちから歩き始める。24H温泉でゆっくり休めなかったこともあるが、今日は50Km近い長丁場である。またファーストフードで朝食をとるうちに明るくなるだろうと見込んでの早立ちである。 7:56 フルーツラインの二本松に到着。
8:19 清滝寺のある集落に着いた。表示が出ているので間違う心配はないが、老婆が『観音様へのお参り?』と話しかけてきて、うなずくと私が案内しますから、一緒に行こうと誘われた。足は遅くなるがせっかくの好意なので話しながらゆっくりと観音様に向かう。
8:27 清滝寺で御朱印の重印をもらって話をしているうちに、思い出したように『あなたは今朝の一番だから一番鐘を撞いてください』と言われた。これまで多くのお寺を巡っているが、初めての経験である。神妙な気持ちで鐘を打たせていただいた。


8:54 天の川に架かる沢辺橋の親柱が珍しく笠を被った和服姿の女性なのに驚いた。
間近に迫る宝篋山は石材の掘出しのためだろうか山肌がひどく荒れている。しかし、平成20年より17年もかけた遠大な里山リバイバル事業が進められていた。もちろん日本で初めても試みである。
9:23 筑波射撃場を通過。絶え間ない騒音が相当前から何だろうと気になっていたが、射撃音であった。
11:08 筑波山の麓、臼井に到着。この辺りは鮭川(スケガワ)姓が多い。同じ会社に同姓がいたが、おそらくこの辺りの出身と思われる。
11:48 大御堂に到着。ガマの油の口上を見物し、筑波山神社を参拝した後、真壁へ向かって山を下る。筑波山神社では珍しい屋根のある太鼓橋にびっくりでした。
歩行には支障はないが、山頂に向かう車の渋滞が麓まで続いていたのは驚きである。
   
14:49 百人一首で人気の和歌『つくばねの みねよりおつる みなのかわ ・・・』に現れる男女川を通過。今はただの汚れた小川である。
15:33 真壁町内の登録有形文化財である今夜の旅館『伊勢屋』に到着。荷物を置いて暗くならないうちに町内の町並みを楽しむ。町内は明治。大正時代にタイムスリップしたような趣が随所に見られる。ここの本当の良さは観光で訪れたぐらいでは理解できないと思う。季節を変え、時間を変え、晴れた日に、あるいは雨の日に、寒い日に、暑い日にといろいろなシーンに溶け込んで楽しみたい町である。