20番 西明寺 2012年04月19日

9:04 岩瀬駅前に駐車して西明寺を目指す。関東ふれあいの道の標識に何度も会うが地図の案内板には出くわさないので、予定通りのコースで西明寺に向かう。帰宅後に判明したことだが、関東のふれあいコースで進んだ方が、西明寺へは近道のようであった。
青い麦畑の絨毯の先に見える山桜、空に泳ぐ鯉のぼり、珍しくなった山羊、聖徳太子信仰の石碑など嬉しい光景がたくさん見ることができ大満足であった。
12:21 西明寺に到着。境内で遍路姿の単独行の人に会い、しばらく雑談をする。カメラが趣味であちこち歩いているとのこと。
  
次の目的地は出流山満願寺でかなり離れている。とりあえず益子から真岡鉄道沿線を歩き、適当な地点から岩瀬駅に電車で戻る計画である。
13:36 益子駅を通過。陶器の街を感じるのは当然だが、趣のある古民家や商家が独特の雰囲気を醸し出している。
15:03 二宮尊徳ゆかりの地、五行川そばの大前神社に立ち寄る。大きな恵比寿像に奇異さを感じるのは私だけだろうか。
15:50 真岡駅を通過。16:33 寺内駅に到着。丁度コンビニやトイレも近く、車中泊に適した場所である。下館経由で岩瀬駅前に駐車した車を取りに行く。
4月20日 4:50 寺内駅前に駐車して満願寺に近づくため小金井駅を目指す。
5:38 久下田駅を通過。真岡市に合併する前までは二宮町であったようである。金次郎像が目立つ。立像と坐像と好対象な二体を見つけた。私の子供のころは立像しかなかったと思うが、歩きながら本を読むのは交通事故に遭うので危ないと、最近は立像が少なくなっている。そのうちに、仕事中に本を読むのはいけないと坐像もなくなるかも。 
8:28 小金井駅に到着。ここで引き上げるには、あまりにも早いので観光協会で情報収集して、栃木駅まで歩くことにした。9:17 下野市が整備中の天平の丘公園や国分寺跡を散策する。
紫式部の墓があったのには驚いた。これまで和泉式部の墓は何か所にもあったが、紫式部は初めてである。
11:28 栃木駅に到着。ここから寺内駅に戻り、車を連れて自宅に戻る。

17番 満願寺 2012年04月28日

8:36 栃木駅から歩き始める。蔵の街とちぎをゆっくり散策する時間的余裕はないが、歩速を緩めるだけでも結構楽しめた。
巴波川(うずまがわ)の川面には多数の鯉のぼりが飾られ情緒のある光景であった。

11:26 尻内橋交差点でR293を横断する。出流山に近づくにつれ、ダンプの往来が激しくなる。昔から続く、石灰の搬出である。
江戸城の白壁もここの石灰のお世話になっている。
廃屋や手入れの行き届かない家々は石灰の粉を被り、屋根、壁、窓は白く汚れている。鉱山近くでは、タオルで口や眼を押えての歩行である。追い越してゆく車が羨ましく思った。
石灰の伐り出し場を過ぎて12:19 出流山への分岐点を通過。
12:29 出流山満願寺に到着。折角なので奥ノ院を参拝するが、急に勾配がきつくなる山道で約15分である。鍾乳洞内の十一面観音様の後姿を拝んで13:57 出流山を下山する。
尻内橋交差点まで戻り、R293を歩き、16:59に東武金崎駅に到着。電車で宇都宮に出て、宿泊する。

19番 大谷寺 2012年04月29日

当初の計画では、東武金崎駅まで電車で行き、徒歩で大谷寺参拝後、宇都宮駅に出るコースだった。宿泊地が宇都宮なので、急遽、逆コースに変更した。すなわち宇都宮駅から歩き始め、大谷寺を参拝後、昨日の終点である東武金崎駅へ出て、帰宅するのである。
4:52 宇都宮駅を出発。二荒山神社までは日光街道を歩いた時と同じ道である。
5:47 護国神社を通過。丁度前が作新学院である。
お寺に早く着きすぎても、納経の受付はしてもらえないので、コンビニで朝食を調達したり、休んだりしたが、7:11 平和公園に到着。平和観音の展望台に登ったり、公園内を散歩しても、そんなに時間はつぶせない。とりあえず大谷寺に行く。7:23 大谷寺に到着。丁度、住職らしい方と挨拶をしたら、受付は8:30からですと言われた。再び、近くを散歩したが、なかなか1時間は過ぎてくれない。こちらは観光寺院なので仕方ないが、平塚の金目観音では、8時前なのに声を掛けていただきご朱印をいただいたのが昨日のことのように思い出された。従業員も出勤して来て、準備が整ったので、定刻より5分くらい前に、ご朱印をいただいた。8:28 大谷寺を出発。

9:13 君子神社という珍しい神社の前を通過する。鳥居や狛犬など大谷石できている寺社が目立った。壬生町では多数の古墳の標識があったが、距離や説明がないので、なかなか立ち寄る気にならない。標識が水を張った田圃越しに古墳を指示しているのは滑稽であった。どうやって行くのか、ちょっと想像できません。
12:56 東武金崎駅に到着。これは早く自宅に帰れると思いきや、電車は13:46発である。
しかし、今回の旅も無事に終えることができ感謝である。

16番 水沢寺&15番 長谷寺 2012年7月6日

本日の行程は約50Kmと長丁場であるが、出発前から気分は高揚している。それは本日の2社で4年がかりの坂東観音霊場詣りが満願するからである。
夜明け前の3:33に高崎駅前のホテルを出発する。街中であり街路灯も整備され、ヘッドランプはつけなくても安心して歩行できる。
七夕飾りがにぎやかな銀座通りは朝まで飲んでいた人たちが騒ぎながら帰宅するので、かなり騒々しい。そんな酔客を目当てに営業するラメーン屋が多いのにも驚かされる。
連雀町、田町、本町と中山道を歩いた時の懐かしい町名を味わいながら歩く。文明最中の看板が目に入り、土屋文明がこの地の出身であることを知る。先日、山本有三の故郷栃木市内を歩いたが、芥川龍之介を含め、東大文学部の学友である。
これといって注目するような物がないまま歩き続けると気が付けば8:13 水沢五輪平林道終点の標識に出会う。この辺りから傾斜がきつく感じられる。水沢うどんの店が現れると観音さんは近い。8:45 水沢寺に到着。名物の水沢うどんを食べたいが、時間が早く営業している店はなかなか見つからない。
往路と復路の分岐点近くの丹次亭という店で、これから茹でるので少し時間がかかるけど大丈夫と言われ、一休みする。山菜うどんを食べたがなかなかおいしかった。
  
9:56 うどんを食べて一時間少々なのに、のどが渇き、空腹を感じていたところに、焼トウモロコシの販売所があった。ここでしばらく休む。人の好い売店のおじさんと話をしながらトウモロコシを食べる。
エネルギーを補給した後は快調に山麓の道を下る。富士山周辺を思わせると感じていたら自衛隊の訓練車と行き交うようになる。
10:52 自衛隊相馬原駐屯地を通過。箕郷城下町では屋号の看板を表示している家が数軒ある。
12:09 鳴沢湖を通過。12:43 白岩観音(長谷寺)に到着。時折小雨に降られるも、雨具を着るほどでもなく傘とリュックカバーで乗り切れたのはありがたい。これが晴天だったら、飲料代は5割増しであっただろう。因みに本日は自販機代が770円であった。
最後のご朱印をいただいた後、係の人としばらく話をする。歩き遍路なので、これから安中駅まで歩くというと、歩き遍路と言っても公共の交通機関は利用するのでしょう。少し歩けば板鼻へ行くバスがあると教えてくれた。私の場合は、自宅からの歩きルートが途切れてないように継歩している。継歩地点までの移動には交通機関を使いますと説明すると、なるほど目的が違うんだと驚いていた。
 
14:23 見覚えのある板鼻宿を通過。14:44 安中駅に到着。