光明寺&勝福寺  2010年05月27日

9:10 伊勢原駅を出発。富士山を眺めるには格好のコースであるが、生憎今日は霞んでいて富士山の姿は見ることができない。坂東札所の光明寺と勝福寺は何度も参拝しているので、できるだけ今までと違うルートを歩くことにする。
県道63号でふじみの地区を抜け、鈴川からは水田の中の農道やあぜ道を歩く。
10:21 光明寺に到着。
ここから海岸へ出るのに、これまでは鷹取山の丘陵地を避けていたが、今回は山越えをすることにした。
神戸、山田屋敷、山入、黒岩、二宮へと抜けるコースである。ハイキングをするならば関東ふれあいの道で鷹取山山頂を経由することもできるが、今後の楽しみに残すことにした。
それにしても丘陵地と思っていたこの地域だが、平塚にこんな山間部があったのかと思うほど、うっそうとした木々に囲まれた集落がいくつもあった。山田屋敷という地名に関心があり近くの人に尋ねたが、昔は大きな屋敷があったようで、お墓も残っているが今は立ち入ることができないとのことであった。しかし当主は今は東京のほうにいるらしいとのことである。
レイクウッドや平塚富士見などのゴルフ場を過ぎ、小田原厚木道路や新幹線を越えたら、山中に住宅地がある。富士見が丘地区である。
  
12:22 二宮駅到着。
これより西は東海道として歩いており、西湘バイパスを越えて袖ヶ浦の浜辺を歩くことにした。しばらくは敷き詰めた小石の上を歩いていたが、非常に歩きにくいので波打ち際の砂地を歩くことにした。進んでいくと中村川で行く手を阻まれる。橋が架かっている住宅地に戻りたくても西湘バイパスに阻まれて上流へ行けない。今来た道を1Kmほど戻れば住宅地に入り東海道の橋を通過できる。川の堤防に設けた工事用の梯子も増水で近づけない。悩んだ挙句中村川を渡河することにした。
一番川幅が狭いところは3mぐらい、深さは50cmぐらいである。靴と靴下を脱いでズボンを膝上までまくりあげて、足場を確かめながら進む。川幅が狭いだけあって、その分流れは速い。片足を浮かせて前に進もうとすると水流で体のバランスが崩れる。渡り終えたホッとしたところで、少し休憩である。これに懲りたのでその後最初にあった西湘バイパスの下を抜ける道で住宅地に戻る。そのため前川地区から森戸川近くの巡礼道に入るまでは、以前歩いた東海道を進む。
椎野、石塚などの姓が多い地区である。
13:40 巡礼街道入口に到着。前回勝福寺を参拝した時は巡礼街道を見落として、酒匂橋まで行き、かなりの遠回りをした。
巡礼街道は見事な一本道である。
14:46 勝福寺到着。
勝福寺近辺では『門松』という珍しい姓が何軒もある。二宮尊徳夫人の生誕地に寄ったが、その隣も『門松』姓であった。
途中で『操上』という珍しい姓も発見。これは一軒しか見なかったので地元の姓ではなさそう。
  
開成駅までの道も、これまで歩いていない道を意識して歩くがどうしても堤防沿いで同じ道にならざるを得ない部分があった。
明星岳、明神岳、矢倉沢岳、松田山を眺めながら酒匂川の左岸を上流へ歩く。は報徳橋で右岸に渡り駅へ向かう。
途中、『霞堤』という昔の治水対策を知る。
16:09 開成駅到着。