今から四半世紀前の大昔。
ポップの魔都・ロンドンに、
なんとも大馬鹿なシングル・ヒットを連発した
ノー天気な軍団がいた




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1973〜1975年に大量のシングルヒットを連発した
ミッキー・モストのRAKレコード。
その専属ライターだった「チン&チャップマン」コンビの
垂れ流した
“大馬鹿POP”の跡をたどってみる。


グラムロック衰退後の1973年からしばらくの間、
イギリスポップス界はあるひとつのレーベルから送り出される
シングル盤の数々に席巻
されることになった。

そのレーベルとは、ロンドン・ポップの仕掛人
ミッキー・モスト率いるRAKレーベル軍団である。
ミッキー・モストは60年代から、ルル、ハーマンズ・ハーミッツ、ヤードバーズ、
ジェフ・ベック、テリー・リードなど有名どころを仕込んだ
腕利きのプロデューサー・・・大商人(おおあきんど)である。

その彼が1970年に自らの御店を持ったのがRAKレコード。
大商人の彼はこのレーベルから、まさに3分間のCHEAPな快楽の数々を、
どぉ〜〜〜〜んと、この地球上に送り出したのだ。

さて、RAKレーベル大成功の表の実力者がモストなら、裏の知恵袋が、
誰あろう「ニッキー・チンマイク・チャップマン」コンビ
である。
このコンビ、いまの日本で言うなら“コムロ”とでも形容できるほど
ソングライター・チームとして多くのヒット曲をでっち上げたのだった。

彼らはロンドン・ポップを商業主義にどっぷりと売り渡した
ある意味“戦犯”ではあるが、
そのあまりにソーゾー性のかけらもない“商品”ぶりは、
次代のPUNKの誕生を促した意味では大いに殊勲賞ものである・・・

とはいえ、中学生だった私自身にとっての最初の女性アイドルが、
彼らの“代表的作品”であるSuzi Quatroだったわけで、
一般大衆に与えた“功徳”も忘れてはならない。

というわけで、彼らの現存する作品を追いながら、
グラムの後に来た『ロンドン・ポップ』の時代を振り返ってみたい。


SONGBOOK:

01)「Can The Can」/Suzi Quatro
02)「Tiger Feet」/Mud
03)「Touch Too Much」/Arrows
04)『The Wild One Suzi Quatro The Greatest Hits』/Suzi Quatro
05)『Rock』/Mud
06)「The Cat Crept In」/Mud
07)「Daytona Demon」/Suzi Quatro
08)『MUD THE GOLD COLLECTION』/Mud
09)『First Hit』/Arrows
10)『THE GREATEST HITS』/SWEET
11)「Devil Gate Drive」/Suzi Quatro