Seven Down
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それは、すばる探偵が一人で読書をしていたときのことだ。
外は嵐。建物はぎしぎしと音を立てている。
彼女の足もとで名犬トーマが耳を下げていた。雷が恐いからだった。
閃光に遅れて、雷が轟く。
そのとき・・。
すばる探偵は、すべてを知った。事件の全貌を・・。
だが、次の瞬間、すばる探偵の手から読んでいた本が滑り落ちる。
彼女は意識を失ってしまった。
襲われたのだ、睡魔に・・。
この世には、不思議はけっこうあるが、不眠などひとつもないのだ。
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