Stair to Seven
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黒猫のプッチは旅に出た。
暖かい家庭なんてもううんざりだった。一人きりになりたかったのだ。
山を歩き、谷を行く。砂浜に座り、星空を眺める。
彼はとても満足だった。
ところが、あるとき彼は穀物サイロの中に落ちてしまった。
最初は、困った。しかし、彼は慌てなかった。
そこは広い。食べ物も十分にあった。危険もない。
暑くも寒くもない。
それに、一人きりだ。
そのサイロの中でプッチは一生を終える。
プッチはそこで本当の冒険を知った。
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