Seven Bits Parallel
◆◆◆◆◆◆◆


嵐で海は荒れ、ついに、船も飛行機も使えなくなった。
「不便なところですな・・」
波止場の待合室で刑事は探偵に呟いた。
そのころ、島にいた彼は大声で叫んでいた。
「ははっ! 俺は殺人犯だあぞぅ!」
しかし、彼の声は、誰の耳にも届かない。
殺すべき人間もいなかった。
「ちっくしょーぅ! ひとりぼっちかよぅ・・」



★Next Page★