2月26日 タックルアイランド・ペアトーナメント
2月26日 タックルアイランド・ペアトーナメント

今年のトーナメント初戦は,北浦で開かれるタックルアイランドのペアトーナメント。同船者はさたけしんいちろうさんだ。
しんいちろうさんとペアを組むのは,3年前の山中湖チャプター以来。その年のチャプターはなかなかの成績だったので,今回も上位入賞を狙ってがんばるよ。
でも,2〜3日前から熱っぽくて体調が優れないのが心配だ。しんいちろうさんと電話で作戦会議をしたあと,ライン巻き換えてさっさと寝よう。

朝起きてみると,幸い体調は悪くはなっていないようだ,トーナメントが終わるまでなんとかもってくれるといいんだけど。
待ち合わせ時間に若干遅れたものの,トーナメント会場のサンワFハウスでしんいちろうさんと合流。
さあ,早くセッティングしないとね。でも,今日はレンタルボートなんで,セッティングは楽ちん。さらにポイントのかかってないトーナメントなんで,気分的にも楽ちんだ。と言っても,ボーズはさけたいので,釣りは真剣にしますよ。
それにしても,寒いな。ボートは霜で真っ白。なす重りをデッキに置いてたら,凍ってくっつくほどの寒さ。風がないのがせめてもの救いだけど,こんな寒さの中で釣りする自分が信じられないよ。

文句を言ってても仕方ない。さあ,スタートです,どこから釣り始めますかね。
ふたりの意見が一致したのが,ボート屋ドック出口の石積みまわり。おい,いきなりかい。と言われそいうだけど,灯台もと暗しって言うだろ。ここではラバージグ投げてたけど,根がかりロストが多くてダメだ。ノーバイトなんで,ちょい沖のオダ群を攻めることにした。
と言っても,ボート屋前はオダだらけで,杭だらけ。当然の事ながら,どれがいいオダなのかなんて事はまったくわからないので,とりあえず端からラバジを投げていく。けどノーバイト。
スタートから1時間くらいったったころか,しんいちろうさんがメガバスリベンジを根がかりさせた。手渡されたルアー回収機で救出をはかろうとしたけど,どうもうまいこと回収できない。リベンジの事があきらめきれないしんいちろうさんは,オレに操船をまかせてルアー回収に必死になってた。10分ほど格闘してたかな,金箔貼りのマドペのおまけ付きで,ついにリベンジの回収に成功。トーナメント中だってのに,緊張感に欠けるやつだよホントに。

操船を代わったオレは,気が付くとドックの石積みに吸い寄せられてた。壁ぎりぎりに投げたかったんだけど,キャストの下手なオレが投げた常は,壁から1m近く離れたところに落ちた。けど,着水と同時にバイト!ビシッっとあわせを入れて,上がってきたのは今年の初バスだ!やった,今日はボーズ無し。買ってから1年以上経つ竿で初めて魚かけた。こんな寒い時期に釣れたの初めて。35cmぐらいだったと思うけど,とにかくうれしいもんだよ,真冬のバスは。

この後,またオダに行ったり,ドックの壁を打ったりしていくが,魚の反応は全くなし。オレが釣ってから1時間後,しんいちろうさんにやっとヒット。後で聞いた話だが,オレが釣った後,彼はボーズの恐怖とペアトーナメントの責任感でずっとブルーだったそうな。黙って釣りしてたのはそういうわけだったんだね。オレは自分の釣りに集中してたから,と言うか,テンパイした後に一服って感じで余裕かましてたんで,ぜんぜん気にしてなかったよ。


さて,2人が1匹づつ釣ったところで,ちょっと考えてみた。まず,2匹ともワームを食ってきた。寒くなってから,サスペンドミノーで釣れたって話しをよく耳にしていたんだけど,今日は違うみたいだ。もう一つは,近くで釣っていた人もオダで1匹釣ったということなんで,石積みよりオダがいいんじゃなかろうかと。
理屈をこねてみたところで,結局いつもの常に行き着いてしまうのが悲しい気はするが,これが一番釣れそうだ。釣れない時は得意な釣りがいいでしょうって事だよ。
残った時間は,ズズズーと常吉のズル引き,オダに引っかかるとピタっと止める。ズズズー,ピタの繰り返しで広いオダ群を釣っていったんだけど,結局その後は,しんいちろうさんが1匹追加,オレはワンバイトあったけど,フックアップにはいたらずで,時間切れとなりました。釣れない時間が長くて,知らず知らずの内にワームの操作が早くなってたみたいだ。この時期の活性を考えると,じっくりゆっくり攻めるのが正解のような気がしたな。当たり前すぎてつまんないコメントでごめんよ。

作戦会議では,この時期3匹釣れれば,お立ちは狙えるんじゃないのかと予想してたので,なんとか予定通りに魚がとれました。気になるのは,スタート直後にオダに浮いていたボートがどれだけ釣っているかと言うことだけ。オダでずっと釣り通せば3匹以上釣ってもおかしくないからね。
さて,トーナメント結果はと言いますと・・・。
そうです、優勝です。
やはり渋かったようですね,2位との差1540g。3匹2340gでした。
プロはオレたち以外に出てなかったんで、勝ってあたりまえと言われればそれまでだけど、とにかく久しぶりのお立ち台はうれしいっす。メタニウムももらっちゃったし。
試合中にもかかわらず,しんいちろうさん自慢のアルポットでお茶をわかしたり,石積みに根がかったルアーの回収に精を出したりと,緊張感に欠ける面はあったけど,久しぶりに楽しいトーナメントになりました。

このタックルアイランド・ペアトーナメントですが,賞品の多さはなかなかだったと思います。参加人数が少なかったせいもあるでしょうが,ジャンケン大会じゃ賞品が4巡くらいしてましたからね。ま、オレはダメ野郎なんで、ステッカーと携帯ストラップくらいしかもらえなかったけどね。でも、いいや盾をかけてしんいちろうさんとやったジャンケン大会にはしっかり勝ったから。


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