2塁側自由席 09/2003

絵日記みたいなもんです

(9月28日・日曜・70打席目)


非常事態



petbottle-shock" ■マグニチュード8、震度6弱。
一昨日、北海道東岸で大きな地震があった。
妻の実家がある北海道・広尾町や、町の港である
十勝港がしょっちゅうテレビ画面に映っている。

今のところ、直接の知り合いにケガ人はいないようだが、
実家ではさまざまな物が倒れ、足の踏み場もなかったという。心配だ。

四季の移ろいをはじめ、日本には独特の魅力も多いが、
こと地震に関しては、デメリットしか浮かばない。
無理にメリットを挙げるなら、地震が多いため、
耐震設計の研究が進んだ(かもしれない)ということくらいか。

北海道の非常事態、S木M男さんはあちこち奔走しているのだろうか。
その頑張りが、選挙に向けた(本気で出馬する気かどうか
知らないが)点数稼ぎのためでなければいいのだが。


(18: 35/text and illustration : Yasuhiro Ohkura)


(9月25日・木曜・69打席目)


ペットボトル・ショック!



■プロサッカーを生で見たのは、2年ぶりくらいだっかな。一昨日、急に知人からチケットをいただき、
味の素スタジアムへ、Jリーグ2ndステージの試合を見に行ってきた。京王線の飛田給(とびたきゅう)
降り、駅前の商店で500mlのペットボトル・ドリンクを2本買い、人の流れにくっついて競技場へ。


入口を通ろうとしたら、スタッフの若い男性が言った。
「ペットボトルのふたを回収しています」
「えっ!?‥‥‥‥それって、どういう意味?」
「ふたがないと、投げてもそんなに飛ばないんで」
ヤングマンは、ペットボトルをグラウンドに投げ込まれると危険なのでふたを外してもらっているんで
す、と説明してくれた。ふたがないと、たしかに遠くまでは投げられへんかもしれんけど、目の前の人
々はビショビショになってまうやろな。

今度からペットボトルを持ち込みたいときは、あらかじめ、ズボンのポケットにふたをしのばせておい
て、後からそれをこっそり取り出し、席ではそれを付けておいたたらええんちゃうん。


petbottle-shock" ■去年だったか、レアル・マドリードのフィーゴ選
手が古巣FCバルセロナ戦でのこと。相手の本拠地
カンプ・ノウ・スタジアムでコーナーキックを蹴ろ
うとした際、クレージーが元サポーターがプレーの
邪魔をしようと豚の頭を投げ入れ、問題になった。
味の素スタジアムと違い、カンプノウは観客スタン
ドとピッチが至近距離だから、前のほうの客が何か
を投げ込めば、選手に直接ぶつけることさえできて
しまう。極めて危険だ。まあそれに比べれば、遠距
離からペットボトルくらい、かわいい気がする。な
んて言うと怒られますよね。ペットボトル飲料だっ
て、投げて当たればケガするでしょうから。

結局、蓋のないペットボトルを両手に持って入り、
観戦しながらちびちびやり、会場を去る前に家族で、
なんとか空にすることができたから良かった。もし
も、2リットルのペットボトルでも持っていっとっ
たら、重いわ、鬱陶しいわで、腹立ったやろなあ。




(5: 15/text and illustration : Yasuhiro Ohkura)


(9月22日・月曜・68打席目)


抽象画かと思ったら




makkuro-kuro" ■磁力を使って絵を描く、子供向け玩具で
娘がぐちゃぐちゃ遊んでいるから、
何やってんだろうなぁと思っていたら、


「まっくろくろすけ!」だって。










知らない人もいるかもしれないので念のため説明しておくと、まっくろくろすけ
は、スタジオジブリの名作アニメ映画『となりのトトロ』に出てくるキャラクター。
大勢の仲間たちといっしょに登場する、黒くて小さい、憎めない脇役です。
って言われても見たことない方は、よくわからないですよね (笑)。


(5: 40/text and illustration : Yasuhiro Ohkura)


(9月19日・金曜・67打席目)


阪神ファンだって一人ひとり違う (と思う)




tigers fan
■今朝の朝日新聞に、阪神タイガース優勝祝賀会
(ビールかけ) を伝える生中継の中で、
テレビ局の女子アナウンサーがビールを飲まされ、
選手の腕に抱きつき、あげく「ちゃん付け」で
名前を呼んでいたことが書かれていた。

なぜ、日本のマスコミはアスリートを
このように扱うのだろう?
会場はお店で、選手は客、アナウンサーは
ホステスということか (もっと言うなら、
躾があまり行き届いていないお店のホステスさん)。

厳しいペナントレースを乗り切って、
プロフェッショナルの頂点に立ったプレーヤーたちに
きちんと敬意を表し、それに見合った
対応をすることがなぜできないのだろう。

そりゃあ男ですから、猛虎の戦士たちだって、
それなりにキレイで若い女性にちやほやされたら、
デレデレと、鼻の下を伸ばしてしまう者もいるでしょう。
そんな選手たちにもまったく責任がないわけではないけど、
もともと、そう仕向けたのは誰でしょう。


ねえねえ、マスコミのみなさん、スポーツ選手を一段下に見ていませんか。

それから、5300人が道頓堀に飛び込んだとか、酔って大暴れしたとか、
狂信的・狂騒的・熱狂的フリークを取り上げるのもいいけれど、
そうではない、比較的ものしずかで穏やかなファンだって、実は実は、たくさんいるんです。
関西人はこう、大阪人はこう、トラキチはこう、という分かりやすい決めつけから、
そろそろ卒業してください。先入観を捨て去り、あらゆる角度からとられた報道を望みます。



(15: 45/text and illustration : Yasuhiro Ohkura)


(9月17日・水曜・66打席目)


父の乳




fathers milk
■生後1カ月半を過ぎた息子と
妻をぼんやり眺めながら、ふと考えました。

もし、男にも母乳 (父乳というべきか) が
出たとしたら、世の中に
シングルファーザーは増えるでしょうか。

まわりをみているかぎり、子連れで離婚される方って、
例外なく、母親が子どもを引き取られているので、
そうでないケースだって、もっとあっても
いいんじゃないか、と思ったんです
(もちろん離婚せずに済めば、そのほうがいいのですが)。

今のところ、男がいくら子育てを手伝おうとしたって、
母乳をあげる (栄養=食事をあたえる)
という点では、女性にかないっこありません。

あのー、こんな話題を持ち出したからって、
べつに、うちの夫婦仲がうまくいっていない
というわけではありませんよ。
ですので、単刀直入に分析したり、想像したり、
決めつけたりしないでくださいね。



(16: 20/text and illustration : Yasuhiro Ohkura)


(9月16日・火曜・65打席目)


タイガース次回優勝予想




tigers V
■昨夜、タイガースが優勝した。
阪神ファンにとっては、待ちに待った日だ。
僕も、首を伸ばしに伸ばしていた一人。
喜びかたを忘れていたくらいだ。


さて、気が早いが、次のリーグ優勝はいつだろう。
1964年の次が、前回の1985年だから、21年ぶり。
で、今年が2003年だから、前回から18年ぶり。
ということは、間隔が3年短くなって、
今度は2018年ではないか。

な〜んてこと言ったら、他の虎キチに怒られそうな
気もするけど、そんなことはないかもしれない。
なにしろ、待つことにかけては、
われわれはかなりの強者ぞろいなのだ。
常勝巨人のファンなら、こうはいくまい。

2018年は、どんな世の中になっているのだろう。

(17: 50/text and illustration : Yasuhiro Ohkura)


(9月12日・金曜・64打席目)


世界は学習しているか





■今朝、ヤンキース戦を見ている途中、
9・11の悲劇を振り返る映像が流れた。
時差のせいで、日本はすでに12日になっているけれど、
アメリカではきょうが
September11なんですね。


あれから2年。世界で何が変わっただろう。
さらに良からぬ方向へ進んでいるのではないか。

些末な用事が一段落した夕刻、
世界貿易センタービルが登場する
『リサ ニューヨークへいく』という絵本を
眺めながら、なんだか切ない気分になってしまった。



(17: 50/text and illustration : Yasuhiro Ohkura)


(9月11日・木曜・63打席目)


まだ見ぬネズミの土地と海




me-mm
■わたくし、東京に住んで10年以上たちますが、
実は、人気者のネズミがいるあの場所へ、
一度も行ったことがありません。いや別に、
わざと避けてるわけではないんです。
ただなんとなく、今に至る、という感じでして。


でもここまできたら、何歳まで続けられるか
挑戦してみるとするか! って、
そこまで決意することあらへん、あらへん。

問題は、娘がいつ「行きたいよーっ」と
ダダをこねはじめるか、なんやろな。




(5: 50/text and illustration : Yasuhiro Ohkura)



(9月10日・水曜・62打席目)



火星が赤いのは燃えているからである‥‥‥○か×か




moon and mars
■昨夜、娘と並んで、洗濯物のあいだから
のぞいた空に、いつもより少し大きな月、
その右下に赤い星らしき光あり。
あれが火星だったのかな。

ティム・バートン監督の映画
『マーズアタック』をまた見たくなってきた。












(17: 12/text and illustration : Yasuhiro Ohkura)


(9月8日・月曜・61打席目)



Do You Like FUNDOSHI?





matsuri-otoko
■昨日・一昨日の二日間、私の住む地域で
お祭りが行われたのだが、毎年この時期がやってくる
と、ある友人の発言を思い出す。

以前、ボストンに実家があるアメリカ人のAさんが、
みこしを担ぐふんどし姿の男たちを見て、
「あれは犯罪だよ、犯罪。あんなお尻見たくないよ」
と言っていた。そのときのAさんは
笑いながらも、ちょっと怒っているようだった。
まるっきり冗談でもなく、半分本気だったんだろうな
(僕だって「ふんどし好き」ってわけではありません)。


■あの恰好をしなくていいんだったら、欧米人の力士がもっと増えるんじゃないか、という話を聞いた
ことがあるし、映画「シコふんじゃった」の中で、たしかアメリカ人留学生がまわし姿になるのをイヤ
がっていた。

相撲はオリンピックの種目でもないし、基本的には今までどおり、自分らのルールでやらはったらええ。

日本相撲協会も相撲人気は高めたいだろうけど、競技人口を増やしたいと切望してるのか、よくわから
ないし(競技人口だって、増やせるものなら増やしたいでしょうけど)。

テレビで見たり、国技館などで楽しむのが好き、という相撲ファンは大勢いるだろうけど、「相撲をと
るのが趣味」という人をあまり知らない。履歴書の趣味の欄に「相撲」と書いてあったとしたら、ふつ
う見るほうだ思ってしまいますよね、きっと。


(5: 15/text and illustration : Yasuhiro Ohkura)


(9月6日・土曜・60打席目)



メルセデス・ピース





mercedes-peace
■ベンツのマークとピースマークって、
似てるんじゃいないかなぁ、
と前々から思っていたんだけど、
あのベンツのシンボルマークの
カタチは、どこからきたんだろう。

ピースマークは、鳥の足跡のカタチから、
という説もある、と
どこかで耳にしたっけ。




(2: 45/text and illustration : Yasuhiro Ohkura)



(9月3日・水曜・59打席目)



オンチューとウォンチュー





want you
■会社をはじめ団体宛の郵便物の
宛先などに、「様」のかわりに付ける
御中 (おんちゅう) という言葉が気になっている。

だって、英語のWant You (ウォンチュー) と
兄弟みたいに似てるんだもん。



1981年に発表された曲。
Want You (I want youだったかも) ではじまる
南佳孝さんの「スローなブギにしてくれ」を
最初に聴いたとき、歌い出しのほんの一瞬で魅了されました。

あれはいつだったか。渋谷公園通りを
ブラブラしていたら偶然、目の前を歩く南佳孝さんを発見。
近づいていって“Want You♪”と
大声を張り上げたい衝動にかられましたが、
ただたんにご迷惑をかけるだけだろうと思い直し、喉元まで
出かかった“Want You♪”をゴクッと飲み込みました。


(6:55/text and illustration : Yasuhiro Ohkura)



(9月2日・火曜・58打席目)



宮島さんのアクセスカウンター





m-access counter?



■発光ダイオード・LEDによるデジタルカウンターを用いた作品で知られる
現代美術家、宮島達男さん。ふと気になって、
公式ホームページを探してみたけれど、残念ながら発見できず。

ですが、もし宮島さんのウェブサイトがあったとしたら、
アクセスカウンタはどういうものなんだろう、と想像がぐんぐんふくらんで。

宮島さんのこれまでの作品のように、見ている前で勝手に、
デジタル数字が刻一刻と増えていったら(変化したら)、
アクセスカウンターとしての意味をまったくなさないだろうなぁ(談)。




(5:10/text and illustration : Yasuhiro Ohkura)



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