東北一人旅

この前の3連休、と言っても俺は日曜だけの休みだったが、山形、福島を回ってきた。
山形のヌノさんのお誘いで「隠れZミーティング」なるものに参加するのが一番の目的ではあったが。
土曜の仕事を早めに切り上げ午後から出発する。山形までのルートは色々あるがやっぱり山沿いのルートを選ぶことに。いつものR290を北上する。この日もとても蒸し暑い。安田でちょっと迷ったがauの助手席ナビのおかげですんなりと五頭へ。五頭庵というそば屋で遅い昼食を食べる。
堅めの蕎麦はそれなりに旨かったがちょっとぼろぼろしすぎていたかな。でも若い子の店員の応対がてきぱきして良かったことと、可愛かったから良しとしようw
新発田山越えのR290からR113といつものコース。この時間は交通量が多いのでそれなりに走る。長井からR287に通じる道路も行きなれた道だ。いつもがら空きのR287を飛ばして碁点温泉に着いたのは日も暮れ始めた5時頃だった。旅館の入り口で手を振って誘導してくれたのはいつものかたぎやメンバーw 思わず笑顔がこぼれてしまう。
ライムラー達スカルのメンバーと同室。初顔のウベちゃんとご存じ高橋君も一緒だ。しばらくして隊長がビールを持ってきてくれた。宴会前ではあるが一足先に「ないとらいだー」w
ライムラー達に「今日はかたぎやじゃ無いからナイトライダーは禁止だよな」
「やっぱりそうでしょうね」てなわけでグラスを持って待っていると・・・
主催者の会長が「ナイトライダー〜〜〜〜」(爆) なんだ全国ネットじゃん。
秋田のZ乗りの人達と同じ席だったんで「秋田なまり無いですねぇ?」
「いやあ出さないよう気をつけているんですよ」(笑)
そのうちシコルスキーの演奏も始まってかたぎや的のりで宴は進んでいった。
そんな、こんなで1次会は盛大に終わりいよいよ2次会である。
2次会はやっぱりかたぎやメンバー大集合となりこっちの方が楽しいと言ったらヌノさんには悪いよなあ(爆)志賀からジャイアンも駆けつけていて今度四国に一緒に行こうって事になった。バイク談義、ライディング談義と花が咲き午前様近くでお開きとなった。

翌朝起きて外の駐車場見てびっくり。Zのオンパレード!Z1,Z2はもとより、ZIR、Z750FX、等々100台近く有った。今日のミーティング会場のチェリーランドまでのショートツーリング。
エンジン暖めるためにちょっとあたりを一回りしたがやっぱりちょっと興奮したのかな1速で回しすぎて朝からフロント上がっちゃった(汗)ブッシュ達の後を付いて走ったが皆さんジェントルな走りをしていた。
会場に着くともうかなりの台数が並んでいた。スタンドの板を貰って止めると隣にkatanaが。
なんとTomiだった(笑)Tomiのkatana750は初めて見たがKERKERのマフラー迫力有ったぜ!
昼食までの間まったりした時間が流れる。気温はかなり上がって日陰に居ないと暑い。kawasaki系のミーティングはこのまったりとしたのが特徴なんだろうな、などと一人で納得する。
昨日はアクシデントで参加できなかった円卓のみのさんも元気な顔を見せてくれて一安心。
昼食会はチェリーランド2階の大宴会場でニギニギしく行われた。朝飯お代わりして食ったせいかあまりお腹は空かないが豪勢な昼食に舌鼓を打つ。ふと後ろを振り返るとノリダー達が居た(笑)そのうち抽選会が始まったがこの手の運を持ち合わせて居ないので当たるはずもなかった(笑)昼食会も終了してミーティングもお開きに。これだけの人数を仕切るヌノさん達の苦労も並大抵な事では無かっただろう。集まった人々の中には一目でそれ系とわかる人もかなりいた。Zと言うと不良のイメージがあるので致し方ない事なのかな。まあ俺は全然そんな事は気にならなかったが。第一俺もトゥーカッター目指している悪だからな(爆)これから福島の只見周りで帰るつもりだったので挨拶もそこそこに出発した。ヌノさん、ごめんなさいね。
R287を戻り米沢に向かう。リキとかキヨシローにも会いたかったが連休だし突然行っても居ないだろう。米沢でコンビニに入って出てくると俺と同年齢くらいのオヤジに声掛けられた。
「これってゼファー?」「そうだけど」「俺の若いときにはZ1とかZ2の全盛でこういうバイク懐かしいね」 「ゼファーはコンパクトで曲がりやすいだろ?」とかかなり詳しく話していたところをみると、この人もバイク乗りだったんだろうな。「気をつけて行けよ!」って言われたが「多分あんたと同じくらいの歳だよ俺も」って微笑んで別れたがメットの中まで見えなかったに違いない。
R121に入り大峠を越える頃やっとひんやりとした空気に変わってきた。喜多方からR49に抜ける道が大渋滞。すかさず横道にそれるがたんぼ道は行き止まり。またしてもAu助手席ナビの登場。
ほんとにこいつは頼りになる、すんなりとR49に合流できた。会津坂下手前でZZR1100の後ろに付く。混んでいたのですりぬけしながら走るが前が開いたのでZZRはこれ見よがしにフル加速!
こういうとき大人になれない俺はやっぱりフルスロットルくれちゃうんだよね(笑)R252に入るまでの短い間だったけど気持ちよく走れた。R252に入り沼沢湖を目指す。友人の髭ちゃんが「詫び寂びキャンプ」と銘打って一人寂しくテントを張って居るはずだ。昨年も同じ頃「詫び寂びキャンプに乱入し、その時は通りかかったバイク乗りの女の子も参加して多いに盛り上がり全然詫び寂びにならなかったのだった(笑)沼沢湖の看板が見えたので左折してしばらく進むとなんと交通止め。仕方なく折り返して只見側から入ることにした。去年も来たので覚えのあるコーナーをいくつか曲がると沼沢湖キャンプ場が見えてきた。このキャンプ場はとてもひっそりとしたキャンプ場でやっぱり詫び寂びなんだなと納得。「えーと、髭ちゃんは」と探すと去年より奥の方に居た。今年も女の子が釣れたかなと期待したが、そんなラッキーは2年も続くはずもなく野郎が3人いた(爆)一人は髭ちゃんの友人の大ちゃん。もう一人は・・・「マシーン、なんでおめーが居るんだよ〜〜〜」そんな訳で男4人の侘びしいキャンプの始まり〜。バイクから女から、仕事の話まで色んな話題に事欠かない。詫び寂び定番のオイルフォンデュとマシーンが買ってきた馬刺しをごちになる。馬刺しはあっさりとしていてレバーも臭み無くて美味。でも髭ちゃんのかみさんに食べさせたら殺されるらしい(謎爆)職業も環境も違う4人がおもしろおかしく飲めるのも共通な趣味があるおかげだな。去年に引き続き俺は途中でおさらばする。明日の仕事がどうしても休めないからだ。ちょうどその時携帯の電話が・・・・
「もしもし。。ブー」なんとタイミング良く電池切れ、Auナビの使いすぎだ、今度から充電器がいるな。
電話の相手がかみさんだったため一同大笑い。3人に見送られて暗い中、只見を目指す。
田子倉ダムから先は山越えの「60里越え」時間はもう8時が近い。こんな時間を峠越えするバイクはもちろん、車も殆ど居ない。携帯電話の電池も切れているので故障でもしたらアウトだな、なんて思うと気が重くなるのでなるべく明るい話題を考えて走る。幽霊の出そうな峠道のコーナーをひたすら曲がるがまだまだ峠は続く。実はこの前からライディングを変え「フルタイムニーグリップ」なるものを試してみたのだ。なるほど一理あってとっさのアクシデントには確実に対応できる。しかし、疲れるのだ。尻の位置が変化しないせいもあって、太ももと尻が微妙に痛い。そんな訳で後半は尻ずらしのいつものフォーム。やっぱりツーリングにはこっちの方が楽かも。まあ、いつも攻めて乗ってる訳じゃないから楽な方が良いに決まっているね。そんなこんなで自宅に無事に付いたのはもう23時も回る頃。かみさんに携帯電話の電池が切れた話をすると「どうだか?女の子としけ込んでいたんじゃないの?」って
こんな真面目なおっさんになんちゅうことを言うんだ(爆)
でも、笑って旅に出してくれるかみさんには頭が上がらないのも事実。
東北一人旅って銘打ってみたけど、考えたらいつも一人で走っているし東北と言っても山形、福島だけだったし。それでもとっても楽しく充実した2日だった。ヌノさん、隊長はじめ、かたぎやのみんな、
髭ちゃん、大ちゃん、マシーン サンキューまた会おうぜ!