新しい病院は、評判がいいらしく、休日はとても混んでいました。
先生もとても感じのいい方でした。
私達は、先生から聞かれる事を答えられるように、
バルが吐き始めてからの事を思い出しながら、話しました。
すると先生は、「アレルギーの可能性がありますね」と言いました。
前の病院では、そんな言葉は全く出てこなかったのに・・・
それから、長期にわたって吐いてしまう病気などの可能性をいくつか上げ、
1番最後に、何かヘンなモノが胃の中に残っている可能性を上げました。
「ひとつずつ順々に検査して、原因を突き止めましょう」と言ってくれた先生に、
私達は、すっかり信頼し、まずはアレルギーの検査をする事になりました。

数日後、血液を採り、1週間後、検査の結果が出ました。
一度目の検査では、アレルギー反応のあるものを、大きな分類に分けて調べます。
バルがひっかかったのは、生活環境と、肉でした。
なんとこの2つは、反応の強さの最高レベルです。
そして、2度目の血液検査をして、その分類の中の何に反応するのかくわしく調べます。
すると、生活環境ではカンジダ菌に、肉では牛肉とラム肉に強い反応が出ました。
そう・・・バルのゲプゲプの原因は、11月に吐いた後からゴハンに混ぜていた
牛肉の缶詰だったのです!
幸い、メインのドライフードはチキンだったので、ひどい状態にはならなかったようです。
そして、もうひとつわかった事は、カンジダ菌に反応があるという事は、
これから皮膚の方にも、アレルギー反応が出るかもしれないという事でした。
カンジダ菌というのは、どこにでもあるようなモノで、
完全に排除するのは難しいと言います。
先生の予告通り、梅雨時期から、バルは体を痒がるようになりました。

その後、缶詰もチキンの物にしたら、今までがウソのように、
バルのゲプゲプはすっかりなくなりました。
吐いている時のバルは、とても辛そうだったので、
今の先生に出会って、本当に良かったと、心から思いました。

                             

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14.アレルギー発覚!