大の犬好きな彼は、2000年1月に10歳のビーグル犬のBaronを亡くし、
犬のいない淋しい生活を送っていたのですが、
やっぱりどうしても犬を飼いたいと思っていました。
私の方は、犬は大好きだけど、飼った事がなく、
犬を飼う事は小さい頃からの憧れ。
そんな私達にとって、「結婚したら、犬を飼う」という約束は、
他のどんな事よりも、ワクワクする約束事でした。

彼の提案した犬種は、「フレンチブルドッグ」
小さい犬が好きだった私は、「チワワ」が飼いたいと思っていたのですが、
彼は、チワワだと小さすぎて張り合いがないと言います。
こうなったら、私がフレンチブルドッグを好きになるしかありません。

そもそも、フレンチブルドッグなんて、彼に教えてもらうまで知りませんでした。
本物は見た事ないし、はじめはあの厳つい顔と体に、かなり抵抗ありました。
彼はかわいいと言うけど、イマイチ思い込めない私。

ところが、そんな私の心を揺るがしたのが、「THE DOG」という本でした。
その本は、犬種別になっていて、子犬のかわいい写真が表紙で、
その犬種の性格などがかいてあります。
そこには、フレンチブルドッグの、見た目とは違う性格が書かれていました。
「一途で、飼い主1人に愛情を貫く」「飼い主の気持ちが他へ行かないか心配」
そして、決め手の言葉は、
「個性的な僕と暮らしたら、他の犬とは暮らせなくなるかもしれないよ」
なぜか、その言葉に心を奪われてしまいました。
そこまで言わせてしまうフレンチブルドッグって・・・。
私の心の中は、フレンチブルドッグで、いっぱいになってしまいました。

                             

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1.結婚したら犬を飼おう!